私はこの本を読んだときに、耳が悪い主人公の女の子の性格が私に似ていて(悪いところで)とっともいやだった。私は健常者ですが、苦手意識は同じといいますか・・。イジイジしてるとこ似てたな・・・。でも、イジイジしててもバ〜ンと自分の気持ちを誰かに伝えて当たったこと私、30年生きてきて、一度もありません・・。そう考えると自分がなんで人間に生まれてきてるのかと考えてしまいます。ぶっ倒れそうになりました。なんだか、かわらないと!と思いました。世界は自分で作るもの・・。今日はこの本を読んでじんわりと感じました。またレインツリーの国の意味(歓喜の国)にエールをもらったように思います。祝福を受け取りました。私の耳はしっかり聞こえています。言葉だってしゃべれます。心を開く・・・気取らない自分でありつづけることの難しさ。もどかしさ・・。ずっと感じています。人を大切にして生きたいと思いました。このレインツリーのお話がすんげ〜よかった・・ってわけではありません。が、私に感じることがあったので星四つの評価とさせていただきました。
正直、期待はずれ。おすすめ度
★★★☆☆
ある男性(伸)には、高校時代に読んだ、忘れられない本があった。
夢中になって読んだシリーズ。けれど、そのラストは衝撃で、それ以来読み返せなかった、完結編。
社会人になって三年目、ふとある時思い立ち、そのラストについて書いてある「レインツリーの国」というサイトを見付け、その人にメールを書いてみた。
思いがけず返信が届き、そこから「ひとみちゃん」とのメール交換が始まった。
…と物語は始まっていきます。
そのため、第1章は、その本に関するメール交換のやり取りが、かなりを占めているのですが。
そんなに話の中心に持っていくには、その本に関する内容説明が物足りないような気がします。
場面場面での主人公たちの気持ちなどを熱く語っているのですが、こちらは勿論読んだこともないし、とても詳しくストーリーが書かれているわけでもないので、
なんだか、かなり置いていかれた感じになってしまいました。
この本をより楽しむためには、さらにここに出てくる物語も本にしちゃえば?みたいな。
消化不良な感じがしてすっきりしません。
内容も、「図書館戦争」シリーズのレベルには至っていない気がします。
「あとがき」に、参考文献にあった体験談などから感じた「どきっ」を、出来るだけエピソードに入れてみた、とありますが。
読んでいて、それがよくわかります。っていうか、わかりすぎです。
物語が進むにつれて、自然発生的に聴覚障害者に関する発見や失敗のエピソードが出てきて理解が深まる…というより、
はじめに入れたいエピソードありきで、それに合わせて主人公の言動を決めてる印象を受けました。
聴覚障害者への理解を深めることを第一の目的に書かれた本に思え、そこにある恋愛を純粋に楽しむには、やっぱり文章が説明っぽ過ぎます。
「図書館内乱」で毬江ちゃんは、この本をそんなに良いと思えたのかな。
はっきり言って、私は期待はずれでした。
伸が最後の方で出してきた「持ちネタ」も、なんだか流れが唐突だった気がして、イマイチ感情移入出来なかったし、
彼がひとみちゃんのことを会社の女の子に相談したことを、ひとみちゃんにわかるような書き方のメールをするのも、
それまでの彼にしたら、あまりにデリカシーがありません。
有川さんなら、こういう題材のものを書くにしても、もっと骨太なものを書けるような気がするのですが。
納得の出来
おすすめ度 ★★★★★
届いてからずっと気に入っています
!いや~、ほんと(・∀・)イイ!久々に良い買いモンをしました。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。