ミッシング・ユー (CCCD)
CDの帯に書いてある通り、悲しくも美しいラヴ・ バラード・コンピ。
選曲の年代の幅が広く、 一度は聴いた事のある曲がたくさん入ってます。
甘い恋の歌だと思っていた曲が、意外に、せつないラヴソングだったりして、
歌詞カードを読みながら聴くと、なお良いです。
Best of Crystal Gayle
クリスタル・ゲイルはカントリーのカテゴリーに入れられてはいますが
かなりクロス・オーバーなアーティストです。
残念ながら日本盤はほとんど廃盤ですが、輸入盤では数多くのベストアルバムが発売されています。
彼女の場合はポップフィールドでのTop10ヒットは
1.Don't It Make My Brown Eyes Blue
3.You and I
のみで、Top40ヒットを加えても、それほど多くないのですが
カントリーフィールドでのヒットは、とても多くてCD1枚には収まり切れません。
加えてレーベルを何度も変えていて、そのたびにヒットを続けているので、
ベストアルバムとなるとヒット曲すべてを網羅するのは難しくなっています。
その中で1番まとまっているのがレーベルの壁を取り払った
再販レーベルとして定評のあるRhinoから発売されている、このベストCDです。
1曲目から5曲目までが、すべてカントリーにおいてのNo1ヒット。
しかも、すべてが違うレーベルから発売されています。
見事ななんともRhinoらしい並べ方です。
50曲を越えるカントリーヒットを持つ彼女のベストアルバムの中では1番のお奨めです。
しかしカントリー中心の選曲のためか
ポップファン、Top40のファンでしたら多少物足りないかも知れないので他のベストをお奨めしますが
いま入手できるベストはどれも曲目が少なく
ユナイト時代のTop40ヒット Talking in Your Sleep や
コロンビア時代のHalf the Way を欲しい方は
それぞれのレーベルのベストCDを買うしかありません。
彼女のCDをダブりをなるべく少なく集めるなら
このCDを買わずにユナイト、コロンビア、ワーナー
それぞれが原盤のベストを3枚が必要です。
(しかし、その場合はエディ・ラビットとのデュエットヒットYou and Iが漏れてしまいます)
ホーダー 捨てられない・片づけられない病
精神医学系ノンフィクション。症例報告というよりは、オリヴァー・サックスの
読み物に近い。サックスが面白い方にはお勧め。
結果的にゴミ屋敷でも溜め込む理由が違うんだな。モノが記憶のインデックスに
なっていて手放すのが人生の一部を失うタイプの人。モノの有効利用できないことが
自分の損に感じられて手元から放せない人。情報を紙メディアに載せたまま山にして、しかし
それを有効利用できて成功した自分のイメージから逃れられない人。
著者のすごいところは、こういう人たちをそれでも愛していることだ。
散らかり加減の客観的指標として学生たちと、ゴミ屋敷の一部屋を再現して、
写真を撮り、いくつかの散らかりヴァージョンを作ったエピソードや
留守番電話に吹き込む情報の取捨選択が全くできないところから
相手のホーダーなところを察知できるところなど、面白い話が多い。
まず、何から話すべきか全く選択できない人は、確かに捨てられないタイプだ。
片付け指南の本ではない。身内にうんざりさせられている人の気休めにはなるかも。
長期的には本人に捨てる練習をさせた方が安上がり、という結論なのだが
それにつきあうのは至難の業だよ。赤の他人、全くの第三者じゃなきゃ無理。
本人がこの世を去るのを待っている人が大勢いるだろうね。
発行が古いが、春日武彦の「病んだ家族、散乱した室内」もゴミ屋敷な話。
公的援助者視点の本で、こちらもお勧め。
Greatest Hits
私がクリスタル・ゲイルの歌を最初に聴いたのは、9曲目の
「DON,T IT MAKE MY BROWN EYES BLUE」、邦題「瞳のささやき」♪
当時唯一の情報源の、FMラジオから流れる、その鼻にかかった甘い歌声に
うっとりと聴き入りました!そして、何とも言えないムーディな曲★
その後、いろんな歌手がカバーしているように、まさしく名曲だと思います☆
シングル・レコードを買い、どれほど聴いたことでしょう・・・
同じように、16曲目の「HALF THE WAY」軽快なポップナンバー☆
21曲目の「YOU AND I」エディ・ラビットとのデュエットで、
とてもしっとり聴かせてくれる、AOR感覚溢れるバラード♪
20曲目の「YOU NEVER GAVE UP ON ME」キュートで素敵なバラード☆
レコードが増えていくばかりで・・・
私は別のベスト・アルバムCDを以前に購入したので、どちらかというと
カントリー・シンガーとしてのクリスタル・ゲイルの魅力の集大成でしたが、
この「GREATEST HITS」★、上記の曲が含まれていて、また全25曲でこの価格も嬉しい限りです☆
クリスタル・ゲイルという女性シンガーを知るのには、
まさに、とっておきなベスト・アルバムと言っていいと思います♪
ちなみに、映画「ワン・フロム・ザ・ハート」のサントラ・アルバム・・・
トム・ウェイツとのデュエットや、クリスタルのソロ・パートなど
こちらも魅力全開で、聴き応えあります★
クリスタル・ゲイル・・・大きな瞳で、とても綺麗な女性ですが
カントリー、ポップス、ジャズまで、歌が上手い人は、何を歌っても上手いです♪