小椋佳 ゴールデン☆ベスト
ユニバーサルから発売されたこの『小椋 佳 ゴールデン☆ベスト』で、テレビ・ドラマ『愛のABCD』の主題歌だった「愛のピノキオ」が容易に入手できるようになりました!
NTV系ドラマ『愛のABCD』は、TBS系ドラマ『3年B組金八先生』で直前に大きな反響を呼んだ「中学生の妊娠」を、二番煎じ的ではあるが題材にしたドラマで、その主題歌、挿入歌を小椋佳が担当しており、当時アナログ30cm45回転の限定盤としてリリースされ、オリジナル・アルバムには収録されませんでした。その後、2度CD化されたが、いずれもCD-BOXでの収録と金額的にも購入できない状態でしたが、今回レギュラー商品としてのCDに収録されたことはとても喜ばしい!
また、この『小椋 佳 ゴールデン☆ベスト』はDISC-1がポリドール時代の音源、DISC-2がキティ時代の音源と分かれており、70年代の作品の占める割合が大きいが、小椋佳の名曲と言われる作品が70年代に集中していることを思えば致し方ない。また、曲順もほぼ作品の発表順(他アーティストへの提供も含めて)になっており、好い感じの構成だと思う。
俺たちの旅 三十年目の運命 [DVD]
昨年生で観ることができず,DVD発売を心待ちにしていました.「十年目の再会」「二十年目の選択」とあったわけですが,今回の「三十年目の運命」が一番私はしっくりきたし,感動しました.買ってから,もう何度も繰り返し観てます.脚本家の鎌田さんもおっしゃってましたが,これまでの「俺たちの旅」のコンセプトを踏まえてのストーリー展開にするのは難しいことだったと思います.でも,それは成功しているのではないでしょうか.3人が駅のホームで十朱幸代を見送るシーンで,そろって頭を下げる姿は30年前を思い出すものでした.本当に「バカな人たち」なのかもしれません...でも,30年間も同じテーマ「生きるってことは素晴らしい!楽しいものなんだ!」を抱えてドラマ作りをされている脚本家,監督,プロデューサー,俳優,スタッフの方々には頭が下がると同時に,本当にそれだけで勇気づけられる人も多い気がします.太陽光線や影の描き方など,昔と変わらない映像がとても懐かしく,私は大好きです.昔,「俺たちの旅」の舞台で生活したいと上京した頃のことを想い出します.私にとって,最高のドラマであり,3人の主役とともに生きていくことについて考えていきたいと思っています.今,30~40代の人はもちろん,初めて観る人も是非お勧めです!
青春ドラマシリーズ・ソングブック 俺たちの旅
1995年、「青春とはなんだ」から「飛び出せ!青春」「おこれ!男だ」までの楽曲を集めた『これが青春だ』(再発を…!)と同時に発売された、相当に画期的なコンピレーション。もちろん放映当時は、こんな風に各社の音源が1枚のアルバムに集まるなんてことは、とても考えられませんでした。
このシリーズのどの時期・作品が好きかで、このCDの聴き方もまた違ってくるのでしょう。
オレは「総理」も見てましたが、やっぱりここで思い入れがあるのは、主に前半の作品群でしょうか。
本当は、たとえば「俺たちの旅」にしても、挿入された歌はもっとあったので、構成面であとひとふんばりして欲しかったところですが。
「盆帰り」、「あゝ青春」、オメダの「生きる」のB面曲……、それからこれは「朝」の方ですが、意外に美声でビックリな(失礼!)森川正太だけでなく、秋野太作も「ふるさとへお帰り」という挿入歌シングルを出していたので(※のちにCD化)、こちらもフォローできていれば「俺旅」メインキャスト4人の歌声がすべて聴けたはずで、ちょっと残念。
それでもこのシリーズのファンだったら、かなりにんまりできる1枚であることに、変わりはないですね。
「青春の坂道」も、こういった中で聴くとまた、新たな感動を覚えます。
俺たちの旅 DVD BOOK なんとかする会社編 (宝島MOOK)
このムックは、番組後半の社会人編である。DVDには26話から最終回までの予告編と、グズ六の兄(中尾彬)が登場する第39話と最終回を収録している。本は、時代ゆえ写真が少ないのは仕方ないが、各回のあらすじのほか、脚本家・ゲスト・時代背景・他の青春ドラマ紹介など多角的に取り上げていて読み応え十分。その後作られた3本のスペシャル、さらにエンディングの詩の紹介もうれしい。
「俺たちの旅」はなぜかDVDではレンタルされていないので(ビデオテープの時はあったのに)、手ごろな価格で家庭で楽しめるのはありがたい。できればこのムック方式でも全話発売して欲しい。
俺たちの旅 二十年目の選択 [DVD]
カースケらしい生き方とは何か?グズ六らしさとは?オメダらしさとは?3人が3人共に人生の岐路に立った時、それぞれの再出発を選択する。所詮人生は一度きりの永い旅路であるとすれば波瀾万丈であろうが自分の信ずる道を歩むほうが幸福である筈だ。3人の選択はそんな想いを抱かせてくれる。そしてもう一人、ヨーコにとってもまた、女の幸福を手に入れたと偽ってまでもカースケを励まし送りだした選択こそが彼女の真実の幸福を手に入れる為の選択であり再出発だったであろう。カースケを慕い続けた彼女自身の青春に訣別する事がヨーコの20年目の選択だったのではないか。カースケが意気揚々と旅立つ日、同じ青空の下ヨーコもまた、笑顔で幸福への旅路を歩んで行く。