名探偵ホームズ バスカビル家の犬 (講談社青い鳥文庫)
映画の「犬神家の一族」を見たのをきっかけに、はじめて読んだ推理小説が、この作品です。名探偵ホームズとワトソン教授が挑む、魔の犬伝説の真相は何か。そしてそこには、人間特有のドロドロした関係が隠されていた…。
とりあえず、一冊だけ、という方にもお勧めの作品です。アーサー・コナン・ドイルによる名探偵ホームズの活躍は本当にかっこいい!
劇場版 名探偵ホームズ1 「青い紅玉」「海底の財宝」 (徳間アニメ絵本)
動画でなくても十分楽しめます。
ホームズは色んな形で出版されていますが、絵がきれいで吹き出しも楽しいこの絵本はどの世代にもうけると思います。
名探偵ホームズテレビ版サウンドトラック・総集編
TV版「名探偵ホームズ」のBGM集大成といったところでしょうか。
かつて徳間ジャパンからTVサントラ版は発売されていましたが
そのBGM集に加えてさらに未収録だった曲やダカーポの名曲「空からこぼれたストーリー」
「テムズ河のダンス」もそれぞれフルバージョン、TVバージョン両方収録されています。
私はTVサントラ版も主題歌もレコードでしかもっておらず、かつてCDが出たときも買いそびれているうちに製造が終了していまい、
長らく聴くことができなかったのでこの総集編CDはありがたいです。
また当時TV放映を見ながら「あれ?このBGM、入ってないな」と思っていたものも収録されているのは嬉しいですね。
ただ残念なのがかつてのTVサントラ版にはあった曲タイトルがついておらず、コード名だけで
なぜか「モリアーティ教授」、「悪の温床」が入っていない!なぜ…??(涙)
ですが、何度も再放送されている「名探偵ホームズ」をご覧になって近年ファンになった方には是非オススメですし、
もちろん元祖名探偵ホームズコレクターの方には言わずもがなです。
リーフレットには広川さんやハネケンさんへの追悼の意を込めた解説や可愛い書き下ろし漫画もついています。
BGMを聴くだけで名場面、名台詞がいくつも思い浮かぶ秀作大結集です。
名探偵ホームズ 赤毛組合 (講談社青い鳥文庫)
子供の頃に読んだ本で今でも好きなのが、コナン・ドイルの「赤毛同盟(組合)」と宮澤賢治の「注文の多い料理店」だ。
なぜ好きなのか?
よく考えてみると、この2つの話には共通点がある。つまり、自分の思いもよらない形で自分が利用されているって話なのだ2つとも。
ご存知かもしれないが、「赤毛同盟」はすごく条件の良い求職話があって、それにはなぜか“赤毛の人のみ採用”って但し書きがある。主人公は不審に思いながらもその求職に応じ家を空けるのだが、実はその留守中に銀行の地下金庫への穴が日毎掘られてたんである。つまり悪党は最初から主人公を引っ掛けるために求職を仕掛けたワケだ。
一方の「注文の多い料理店」は、店の奥に進むたびに、手を洗ってください、クリームを塗ってくださいと注文が書かれていて、やたら格式の高い料理店だな、と思っていたら、それはすべてその主人公自身をオイシクいただくための段取りだったってオチである。
でもこの2冊は「だまされちゃいけない」ってなチンケな教訓話ではなくて、手のひらで踊らされることの“してやられたり!感”っていうか、世の中のそういうカラクリ自体の妙っていうか、そっちの話だと思う。少なくともこの2冊から、自分以外に“他者”ってのが存在してるらしいことを、幼くして知ることが出来るだろう。
名探偵ホームズ テレビ版
レビューのタイトルはちょっと大袈裟ですが、時々、何となく思い出して口ずさんでしまうんですよね。懐かしいような、優しいような、ほっとするような、今で言うヒーリング系でしょうか。いつまでも、心に残るそんな歌です。