素直で人好きのするラテンの若者ふたりが口八丁手八丁で宿と食事を得ながら貧乏旅行をする中で人々の暮らしに触れ、土地の違いを見聞し、国は違っても人間の本質は変わらないんだと学んでいく様子はとても感動的だし、希望が持てます。本人が意識してなのか無意識なのかわからないすっとぼけたユーモアのある文体も楽しい。
ゲバラがこの本に書かれているアメリカ縦断旅行を敢行したのは23歳くらいのときで、だから当然書かれている内容はいかにも若者らしい無茶や未熟、いたずらだったりするんですが、根っこに流れる素直でまっすぐな心、弱者への思いやり、人種や階級や美醜で人を差別しない公正さなどが後に偉大な革命家になる人物を髣髴とさせます。
若いときはヒッピーみたいな。おすすめ度
★★★★☆
後にキューバ革命の英雄となるチェ・ゲバラの学生時代の南米周遊旅行記。
特に、後に革命家になるようなことを感じさせるようなことは書いてありません。
貧乏旅行の日々のこと、バイクこわれた、お腹すいた、なんとか国境突破・・・
等々の日常的出来事がずーっとつづきます。
しかし、英雄ゲバラが若いときはこんなだったのか、と知りたい方にはおすすめです。
私もそういう視点でよみました。
インテリのええとこのぼっちゃんでうまれ、医学生になるのですが、世界をみてみたい
という気持ちは強くあったのでしょう。また、行くさきざき、だれとでも打ち解けるという
人間味がおおいにある人物だったようですね。
最後に革命時の演説がのせてありますが、アメリカが南米諸国を搾取している、といった
本質的な認識のもとに、演説をしています。
しっかりと、現実を認識したうえで、革命活動をおこなった、という賢い人物なんだと
おもいました。
南米史を知るおすすめ度
★★★★★
エルネスト・チェ・ゲバラという人物を知ったきっかけは、2004年に公開された同名の映画からである。
原作があると知り、いつか読もうと思っていたのだが、2年も経ってしまった。
本書は、ゲバラがまだ医学生の頃、友人と南米大陸縦断旅行に出たときの記録である。この頃のゲバラはまだ、社会主義とは程遠い無鉄砲で無邪気な青年であった。読み進む中、「クスっ」と笑える箇所もあり、自分の若き日を投影してしまった。
また、彼の記録から1950年代の南米諸国の実情を読み取ることが出来た。
ゲバラはこの旅行のあと再度南米を旅行し、カストロとの出会いから革命家としての道を歩むことになる。ただ、この旅行によって、彼の中に南米はひとつという概念は出来上がったのかも知れない。
そういうことを感じさせる記述が後半には増えているのだ。
共産主義は崩壊してしまったが、彼の目指したものは、今日の無為を装う風潮に一石を投じるかも知れない。
中南米へと導いてくれた本おすすめ度
★★★★★
“赤いキリスト”とも呼ばれ、死してもなお、世界中の人々の心をつかみ続けるチェ・ゲバラ。
そんな彼の人生にとって、第1回目の南米旅行は、1つの大きなターニングポイントとなりました。
青年であるが故の無鉄砲さ、無計画性、そして何よりみなぎる生命力!!
読んでいると、こっちもなんだかワクワクしてきます!
読破後、私はこの本と共に、チェがアルベルトと共に旅した所へ行き、そこで自分が感じたことと、本に書いてあるチェが当時感じたことを照らし合わせてみたくなりました。
そして、私は中南米へと旅立つことになりました。
ソレデハ…
はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★
とても面白いじゃないですか
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
ホント満点を付けても良い出来です。