モンティ・パイソン 人生狂騒曲 [DVD]
宗教や性、生命の神秘性といった
笑いの対象としてはタブーのものを
真っ向から取り上げた、挑戦的でかつ刺激的な映画でした。
生きることの意味を探究した
(探究することを茶化した?)哲学的な内容でもありますし、
笑いの対象も子供には適さない内容が多く、
完全に大人向けのコメディだと思います。
なお、
テリーギリアム氏の撮った短編は、
ファンタジーと残酷さの入り交ざったグリム童話的な世界観が
すでに顕在でした。
モンティ・パイソン/人生狂騒曲 [DVD]
ここ最近や今後のパイソンズブームで、他の舞台公演・劇場公開作や「アンド・ナウ」までもがBD化としての再販をなしているにもかかわらず、「ミーニング・オブ・ライフ」はどうした!? 「2枚組」の「安価版」なんで、即決,予約はしたものの−多少,値が張っても、BDが出るならそっちを買ったことでしょう‥ 今となっては、むしろ,BD出なくて良いです。出んなよ!!(笑)
モンティ・パイソン 人生狂騒曲 [DVD]
人生とは何か?この永遠の命題に正面から挑んだ問題作・・・
と思わせて、直球で下品な笑いに満ちた一大娯楽作品。
さながらドリフや赤塚マンガの世界である。
とにかく、不条理で下品なオムニバス。
窓際族の反抗を描いた短編「老人は荒野を目指す」に始まり、精子ミュージカル、
実演性教育、大人対子供の暴力ラグビー、戦場の誕生日パーティー、
ゲロ爆弾(!)、その場臓器移植(!!)などなど 危険なブラックユーモアの連続。
エログロ好きな人には絶対オススメの大怪作。
ただし、話の方向性に相当なバラつきがあり、
殆どの人は、どこかで退屈もしくは不快な思いをすることだろう。
しかしそれが緩急になっていい・・・かも。
モンティ・パイソン 人生狂騒曲 スペシャル・エディション [DVD]
最近活躍しているマイケル・ムーアの諸作品を観て、パイソンが現実になってしまった・時代に追いついたと感じるのは自分だけであろうか?
これはオリジナルのパイソン5人による最後の作品で大傑作である。エロ・グロ・ナンセンスの追求であり、『フライング・サーカス』をさらにエスカレートさせ集約した作品である。パイソンファンであれば万ゝ歳であるが、かなり過激で毒ッ気も冴え渡っているので初めて観る人たちには少し覚悟が必要だと思う。しかしよくこれが一般公開されカンヌで特別賞をとったとは驚いてしまう(日本では当時未公開)。
このスペシャル・エディション版は新たにリマスターされDTS化したものである。白眉は何といっても2枚目に収録された再結集した今のメンバー達のインタビューやコント等だ。「30周年記念に何かやる」と発言してたがこれはその一環だろう。皆ふけたが過激さは老いてなく相変わらずアナーキーさをかましている。今でもファンサービスを忘れずパイソニアンとしてはとても嬉しい。
以前リリースされていたのは本編だけだったので、買いなおして全く損はない…というかパイソニアンはゼッタイ買いなおせねば!と断言したい。