パコと魔法の絵本 特別版(2枚組) [DVD]
コマーシャルを見て面白そうだなと思い、気軽に見に行ったこの作品。
まさか映画館で号泣することになるとは思ってもみませんでした。
私が映画館へ行ったときには小さな子どもを連れてきている家族づれが多かったのですが、子どもたちはきゃっきゃきゃっきゃと笑い、親がその横で鼻をすすっていました。子どもも大人もどちらも楽しめる、いい作品だと思います。
映画を観終わった瞬間、いつDVDが出るのかと調べたほど気に入っています。
DVDが来てからももう何度も見ているのですが、何度見ても飽きません。ここ最近の作品で一番好きです。
先日、遊びに来た友人にも観せたのですが、家に帰ったら自分も買いたいと泣き笑いしながら言っていました。
大貫がパコのほっぺたに触ったときにパコが必ず言う一言があるのですが、それをパコが言うたびにもうどうしようもない気持ちになります。その言葉を聞くたびに涙が出て、私はそこからほとんどずっと泣きっぱなしです(笑)
「泣ける映画」と宣伝している映画はあまり好きではないんですが、これはとてもおすすめです。
昆虫物語 みつばちハッチ~勇気のメロディ~ 【初回生産限定ギフト・エディション】 [DVD]
3度目のみつばちハッチ。
しかし、最後に泣かされた。
3回もみて泣くのは、おかしいのだろうか・・?
ハッチのもつ純粋さとアミィとの友情を越えた何かが、
胸にこみあげてくる。
大人でも、一人でみたら、ツボにはまる人はいるだろう。
いかに自分が周りの目を気にして生きているのか、気がつく。
きっとこころのやさしい子供たちのためにと、語り継がれる作品に
ジワジワとなっていくのだ。
レンタルでも、いいから、小学生くらいの子や、女性、そして人生に疲れた大人に
おすすめしたい。
私にはとってもよかった。
ありがとう。
パコと魔法の絵本 [Blu-ray]
【画質】
映像は綺麗です。
フィルムグレインはかなり控えめとなっています。
とても細かい粒状感のものが薄く処理されているだけですっきりとした印象。
とは言え、どことなくフィルムっぽさが残っているのは不思議。
好みな質感となっています。
シャープさは中々よい。
ソフトフォーカスをかけたような柔らかいシーンがあるのですが、これは演出ですね。
作品の雰囲気に合っていてよいと思います。
他の部分ではキリッとした輪郭線が保たれており、よい出来。
暗いシーンでの諧調もよく綺麗です。
この作品の特徴である鮮やかで豊富な色使いも見事に再現されている。
発色がよく目を見張るような映像が画面に映えます。
一部シーンで使われているVFXや3DCGの出来もよく満足。
全体を通して満足できる出来でよい画質。
他のBD作品と比べると十分綺麗な部類に入ると思います。
以前より邦画のレビューをする度に、マスター自体が邦画らしい眠たい映像と書くのですが、この作品は違います。
洋画に全然負けていない素晴らしい映像に仕上がっている。
邦画もやればできるじゃないか、と素直に認めてしまう。
邦画でもこのレベルで撮影や収録ができるのですね。
他の邦画作品もこの作品のレベルまで頑張って欲しい。
そしてこの映像をしっかりと再現できているのは見事。
初めて新作邦画を見て画質に感心させられました。
【音質】
音は中々。
重低音は少し軽さが残る音です。
鳴りが控えめなので迫力にはやや欠けるかも。
高音はとても綺麗な音が出ている。
広がりを感じさせる音で好みです。
サラウンド感は一部のBGMや効果音を除いては控えめです。
ですが、作品の雰囲気と臨場感は伝わりますし悪くはない。
何より感心したのはセリフの聞き取り易さ。
邦画はどうしても音が重なってしまい聞き取りにくい作品が多い中、この作品は違います。
綺麗に音が分離されており、非常にクリアに聞き取れる。
このセリフのクリアさは驚きました。
再現性もよく、迫力重視なら少し物足りなさはあるかと思いますが、作品の雰囲気に合っていますし個人的には満足な音です。
【特典】
特典は一切なし。
ここまで全く特典類を付けないのも驚く。
作品がよいだけにこれは残念。
後から特典付きのBDを出したりするのだろうか。
【総評】
画質/音質は十分満足できます。
邦画とあなどる事なかれ。
特に今まで邦画にガッカリさせられた人は一見の価値あり。
特典部分だけが残念ですが、個人的には大変好みな内容ですし、所有して満足できる一本。
作品のファンはもちろん、そうではなくても、特典に不満を抱かない人ならお薦めです。
▼個人的評価
・画:★★★★★
・音:★★★★★
・話:★★★★★
・特:★☆☆☆☆
・総:★★★★★
ドラえもん サウンドトラックヒストリー2 ~沢田完 ドラえもん映画音楽集~
始めに言っておきますが、このCDは大山のぶよ時代ではなく、所謂水田わさび版のドラえもん映画の劇伴を収録したものです。
重厚なオーケストラによる迫力あるサウンドは聞いていて心地よいです。 緑の巨人伝と人魚大海戦は評判に難があったので
まだ未見なこともあり、曲に関しても何とも言えませんが、 個人的にはのび太の恐竜2006の曲が最も好きです。
「ピー助との別れ」のメロディは曲単体でも涙を誘うものがあります。 80年製作の旧版のび太の恐竜でもこのシーンの曲は
特別印象深かったですが、残念ながら元音源が紛失しているため前のサントラでは収録漏れしてしまっていたので、
違う曲とはいえせめてこちらのバージョンが聴けてよかったです。
しかし、こうやって自分の好きなアニメの劇伴が一つでも多く聴けるのはとても嬉しいことではありますが、
コロムビアのやり方にはやはり疑問を抱かざるを得ません。そもそも何故今どき長編映画作品の劇伴を公開される毎に
随時単体のCDで出さなかったのか、何故こういった形で中途半端にこの時期に2枚組で出すのか、解せない部分があります。
このCDによって、自分が期待していた大山時代の未CD化BGM集の発売の夢は絶たれてしまったと言っていいでしょう。
昔の作品の音源化は非常にチャンスが少ないので、映画ドラえもん30周年である今年こそはと思っていただけに残念です。
この様な形で「2」と題されて出てしまっては、次に3の名前で旧作のCDが出るとは予想し難いですし。
わさび版映画の曲は毎回単体でCD化して、こういった貴重な機会には旧作のものを出して欲しかったですね。
この様な意見は大山版世代のわがままかもしれませんが、同じことを思った方は多くいるのではないでしょうか。
結論として、曲の出来は申し分無く星五つ分ですが、CDの売り方そのものに対し-1点で星四つといったところです。