みつめてナイト 公式完全ガイドブック (コナミ完璧攻略シリーズ)
通常の攻略本サイズ。P223、オールカラー
みつめてナイトは、クリアーイベントが多いため攻略本は必須
しかし、古い時期に発売された本なので完璧ではありません
エンディングなし、世界観、秘密設定などの記載は少ない
一部コアなキャラの、必須情報はヒントのみとなっている
本誌の中に答えは書いてありますが、どこに書いてあるかは
自分で探し出すハメになる。まさに恋愛指南書片手の
初デートと言ったところか。。
ソフィア
10トラック目の「 明日を夢みて(リテイク・ヴォーカル・ヴァージョン)」がすさまじくいい曲です。
まあ、個人的に「みつめてナイト」やソフィアというヒロインに思い入れがあるからというのは当然ですが、誰が聴いても文句なくいい曲だと思います。
今や声優業を引退した小西寛子さんの歌声も、あくまで「ソフィア」として歌っていて、歌声や歌い方がうますぎるわけではない少女が一生懸命歌う、その独特の美しさがある。「ヴォーカライズ」のほうに収録されてる同曲のリテイクなので、また違った歌い方で、むしろこちらのほうがソフィアの気持ちを表すように、気持ちを込めて歌ってるように感じます。
この「みつめてナイト」ってギャルゲーのような、主人公のセリフが一切ない完全主観のゲームは、もう今後出てこないと思うので(ラブプラスの主人公もそれなりに喋るし)、そういう意味でいつまでも価値のある作品だと思うし、興味のある人はゲームのソフィアをクリア後に聴いてみて欲しいです。
もちろん他の曲も、ソフィアの清純さそのままのいい曲ばかり。ゲームのキャラでアルバムまで出すんだから、当時のスタッフも相当この作品やこのヒロインに愛があったし、その愛が伝わってくるアルバムです。
みつめてナイトR大冒険編公式完全ガイドブック (コナミ完璧攻略シリーズ)
キャラ別と共通イベント、会話の選択による好感度の変化、ストーリーチャート、
ダンジョンマップ、敵キャラ、アイテム、アイテムの入手場所について詳細に書いてあります。特にストーリーチャートはかなり便利でエンディングの分岐まで載っています。
DORAMA CD「みつめてナイト」(2)真実~TRUTH
今回の話は、ゲームをやった事がある人にとっても、新鮮な驚きにあふれています。
第1巻では、ゲーム本編のシーンを振り返りながら少女達の出会いが語られましたが、
今作からは一気に物語の核心に迫っていきます。ゲームでは省略されていたエピソー
ドによって世界観に厚みが加わり、「なるほど、そういう事だったのか!」という発見が
少なくありません。
第2巻のトーンは、サブタイトルからも分かるように、第1巻に比べてシリアスな部分
が多くなっています。そして、ライズを始めとした少女達の内面にスポットが当てられ
ました。つまりこのCDは、悩みや葛藤を抱えながらも、自分を信じて生きようとする
彼女達を描いた「人間ドラマ」であって、決して「恋愛ドラマ」ではない点に注意が必要
です。キャラクターの表面的な容姿や、甘い仕草に興味がある人は肩透かしを食らう
でしょう。それでも、登場人物を全人格的存在として捉えた素晴らしいシナリオに仕上
がっていますので、一聴の価値ありです。
ちなみに、キャロル・パレッキーの明るさは第2巻の中で際立っています。彼女みたい
なウエイトレスがいたら面白いとは思いますが、お店は絶対に潰れてます(笑)。
DORAMA CD「みつめてナイト」(4)時限~LIMIT
1998年。「みつめてナイト」が誕生した年です。それから月日は流れましたが、この
作品が持つ独特の輝きは、全く色褪せることなく、私達の心を照らし続けています。
最終章となる第4巻は、集大成と呼ぶにふさわしい完成度を誇ります。物語の後半に
向けて緊張感が高められ、一度聴き始めたら途中で止めることは困難でしょう。特に、
作品終盤のライズ登場シーンは必聴で、私は絶体絶命の状況下に現れた彼女へ思
わず感情移入していまい、体を固くして聴き入ったことを覚えています。
「みつめてナイト」の登場人物は、誰もが非常に身近な存在として迫ってきます。架空
世界の話にもかかわらず、彼女達が向き合う内面の葛藤は、現実世界に生きる私達
誰もが経験しうる問題です。この作品を聴いていくと、ライズやソフィア、プリシラとい
った少女達の言動に、深く心を動かされる場面がきっと出てくるでしょう。それは紛れ
もなく、彼女達が我々と同じ「人間」として描かれ、そこに「生きて」いるからではない
でしょうか?
「この物語に出会えて、本当によかった」と感じることが出来る、数少ない作品の一つ
だと私は思います。