1/350 日本海軍 戦艦 三笠 “日本海海戦” w/秋山真之フィギュア
1/350ということで細かいパーツが沢山あり作りにくいと先入観があったのですが
そんな事はありませんでした。パテも使わずに満足のいく仕上がりになりました。
塗装は必須になるので塗装ができるようになってから購入したほうがいいと思います。
このシリーズは氷川丸と三笠と宗谷を作りましたが良い感じでした。
日本海大海戦 [DVD]
「二百三高地」で当時の戦争にはまだその名残があったって描かれてましたっけ。この映画でも艦長同士がお互いを讃える会話をしており、ジ〜〜〜ンとさせられますが当時東洋の黄色い猿と呼ばれていた日本人に対してあのようなセリフを言えたのかなぁ?内心は「何で世界最強のバルチック艦隊がこんな猿共のいかだボートに負けにゃならんのや(怒)!」と、思っていたのではないかと勝手に想像したりしてしまいました(笑)。見せ場の海戦シーンですがミニチュアによる撮影にしてはなかなか迫力があり、艦砲射撃による火薬の吹き具合や波しぶき、詳細に作り込まれた船体から察するにかなり大きかったのではないかと思われます。音響効果のデジタル5.1は録音のされ直しはされてないようで、オリジナルの音声を利用した擬似5.1感はいがめずクリアさや低音などやや迫力不足を感じました…。
女子高生=山本五十六リローデッド3 (あくしずレーベル)
「やりすぎ&なんでもあり」なシリーズ通巻5冊目。
史実とは様相を異にするMI作戦が実行されますが、それは壮大な釣りに過ぎず本当の目的は時間稼ぎ。
さて、冬の北海道はどうなるのだろうか。
巨大オンラインゲームが舞台装置のこの作品、他のシリーズがハード路線なのに対して、悪ノリが最高(笑)
旬なネタはそのうち「ああ、あの頃はこれが流行っていたっけ」と思うでしょう。
「中の人」とゲーム参加中の国籍は一致しないので、「あの国がこの戦術を使うとこうなる」や「あの国
なんだけどノリが違う」などニヤニヤ。当時の技術力の限界は超えているにしても、太平洋の戦いで
こんな事が出来るという着眼点は素晴らしい。メコンデルタと化した南洋の島、立てこもる事に関しては
随一の「中の人」があくなき抵抗戦を続けたフィリピン、そして海上殲滅戦。ジェネラルサポートがゲーム化
しないかな、これ。
一方で「順調に腐った」米国才女コンビや、「かつて腐っていた」日本の才女、「現在進行形でオタ道邁進中」の
政府高官、「やらせてみたら堂に入っている」主人公、実に平和だ。
どうしても扶桑を出したいのか(笑)
明治天皇と日露大戦争 [DVD]
明治帝が比類なき名君であったことは歴史的に明らかだろう。
それを演じたのが嵐寛寿郎。
この作品に何の知識もなかった小生は、こじゃれたキャスティングだと膝を叩いたが、
(アラカンという「俗」が、明治天皇という「聖」を演じるという意味において)
嵐寛寿郎は真摯に明治帝という偉大な帝王の苦悩と悲しみを、オーラのみで演じきっている。
明治帝の苦悩の本質、そうこの戦(日露戦争)が、国家をBETした大博打であることに気付いていた、数少ない国家首脳であったことと、その苦悩を事績でしか示すことがなかった苦悩。まさに張り裂けんばかりの苦悩。その人としての明治帝の苦悩と悲しみを嵐寛寿郎は見事なまでに鮮やかにフィルムに焼き付けた。
結果的に、大博打の割りには「少なかった」分配に国民と軍部は意気消沈し、のちの満州での「フロンティア」開発や、各種暴走に繋がっていく訳だが(暴走したのは軍部だがそれを支えた世論と煽ったマスコミのことは失念してはならない)、明治帝はこの「日露戦争」という大博打とまぐれ当り(特に日本海海戦)と莫大な外債・及びその回収のための停戦調停がなければいったい日本はどうなっていたのか、またその後の現象まで俯瞰されての「悲しみ」だったのではないか?
そこまで深読みさせるくらいアラカンの演技は深い。
海の史劇 (新潮文庫)
日露戦争における旅順攻略に関しては諸説あることは知っています。
特に乃木に対する評価は。
著者の考えは、私の支持しているものとは大きく異なります。
この戦場に対する考察が浅いし、満州軍総司令部を大本営より下に見ていること自体、本質が見えていない気がしました。
途中で辛くなったので読むのをやめかけましたが、この作品では序文的な部分ということもあり、なんとか我慢して読みきりました。
海戦以降の本編については普通に楽しめました。
ポーツマスの結果に不満を暴発させ、小村にとんちんかんな憎悪を持ったアタマの悪い多くの日本人。
自民党崩れや旧社会党崩れやさ○がけなどが集まった某政党にとんちんかんな期待をかけたアタマの悪い多くの日本人。
ムードに流されやすく、少数派の意見を尊重できないところは、結局あまり進歩してないのでは?
唐突にそんな気がしてしまいなんだか寂しくなりました。
ですが、全体的には楽しく読めました。
むき出しの人間模様が読みごたえありました。
是非読んで欲しいです。
オススメです。