デリダ (現代思想の冒険者たちSelect)
大した苦労もなく理解できるものだけが入門書ではない。とりわけ哲学書では、そこに記されている論点を、立ち止まってじっくり考える努力を求められる。そうした努力をまったく要請しないまま、「分かったつもり」にさせるようなものは、入門書としては価値が低い。
著者のこの本は、その点で立派に入門書としての役割を果たしている。デリダ哲学の主要な論点を整理し、素人でも理解できるような形で提示している(その意味では、「分かりやすい」といえるかもしれない)。あとは、読者の姿勢や努力次第だ。多少ページを繰るのに時間がかかろうとも、理解しようという姿勢で臨めば、ここに書かれていることも十分飲み込めるはずだ。
ただ、これが「高橋的デリダ」であることは、お忘れなきよう。
冒険者大全 (D&D3.5版サプリメント)
本書は、技能系キャラクターに向けたガイドブックと銘打たれていますが、D&Dを楽しむあらゆる人が有効利用できる素晴らしいサプリメントです。
PL用の追加データは、機動戦闘に長じてタフなスカウト、相手から呪文を盗むスペルシーフ、そして陰に隠れ影を見通すニンジャの3種類、上級クラスは、動物たちの主のビーストマスターから、古のバードを彷彿とさせるフォクルーカン・ライアリストなど26種類でどちらもHJのD&D公式サイトでプレビューを見ることが可能です。
それ以外にも、二刀流剣士をさらに強化する《二刀同時攻撃》などの様々な特技、 武器などに様々な能力を付与できる錬金術カプセルなどの新装備、そして、魔法戦士戦闘能力を別の次元まで引き上げる、1ラウンドの攻撃を接触攻撃とする新呪文レイスストライクなど、垂涎もののデータに溢れています。
また、DMにとっては、技能の新しい活用法〈真意看破〉 による相手の強さの見極め、などの新ルールを始め、諜報組織を越えたいと高き王の目、ニンジャの竜ノ刃一族などの12種類の組織の解説、逸話、キャンペーンへ導入への指針、そして組織を作るための各種チャートなどは、ゲームを盛り上げ、運営するためのこの上ない燃料になるでしょう。
本書はローグやバードのPLに限らず、全てのD&Dユーザーにお勧めできる優れたサプリメントです。
スラムダンク『あれから10日後-』完全版
まず良いところ:
というか、信者は買いましょう。お布施です。お布施。知っておきたいじゃないですか、あの日から10日後、どうなってるのか。
ダメじゃないんですがえ!?というところ:
大きい。ダンボール見たとき「魚!?」というくらい吃驚しました。で、あけてみると、薄い!薄いよ、薄すぎる!これはアマゾンさんの梱包があまりに大きすぎるせいなので、本体のせいじゃないですけどね・・・。
他のレビュアーさんも書いてますが、黒板に書いたおおむね4コマ漫画をA5版(夕刊紙くらい)の横で撮っているので漫画自体はちっさいです。「続編が出たーひゃっほー」とか思ってると肩透かしなので、そういう方は本屋さんでじっくり現物を確認するか、友達に借りましょう。
わたしのように完全な信者は買うべし!なんかこれスラムダンクっていうか廃校の写真集じゃん!と思いますが、最後にそれはそれは素晴らしい画がどーんと来ますから。
(来世は仙道になりたい私的には・・・仙道も描いてほしかったけど)
まるめる ~ソウシンシャは@未来~
プレイしての感想です。 まずシナリオですが、 普通のSF物ですが、かえって普通の方が良いかもしれません(私的に)。後 CG/背景、CGに関しては なかなかだと思います 近年的で。只、背景だけはパッケージより若干劣っていたのが 残念でした。 以上、 美少女ゲームをやってみようかな〜って人向きでした。 短文ですが 参考になってもらえたら幸いです。 それでは (終)
カタンの開拓者 携帯キャリーケース版
携帯にとても便利なカタン。ただの箱ではなく、強度のあるケースに入っているのがうれしい。
そしてなんといっても安い。
ただし、内側のケースから、カードやタイルが出しづらいのが気になった。
自分でカッターを使って溝を作って修正すれば、問題なく取り出せるようになる。
ルールは書き方があっさりとしすぎている感じがあるのが残念。
ルールの再確認のための使用という感じか。ルールをわかっている人であれば関係ない。
実際にタイルを広げプレイできる状態にしてみると、「しっかりカタンできるよ」という感じがした。
安いし、持っていて損はないのでは。おススメ。