ARB COMPLETE BEST 1978~1990魂
昔、学生時代に知人からこのCDをオススメされて借りて聴いてみた。当時の自分には石橋凌が何者なのかも分からずに自分なりに耳にすぐ残ってなかなかいいなとは思った。がCDを買うほどのお金もなかったしそれほど聞き込みはしなかった。だが最近昔のこのCDが録音されたMDが出てきて聴いてみたらやっぱり懐かしくなってなかなか良かったのでつい買ってしまった。こういうCDこそ、いつまでも大事にしたいCDではある。
外事警察 [DVD]
こんな衝撃的なドラマは過去に見た事が無く、初めてドラマのDVD−BOXを購入しました。
渡部篤郎氏の演技は素晴らしくハマり役で住本という男のドキュメンタリーを見ているような錯覚にも陥りました。
また、脇を固める俳優陣をはじめ、脚本や映像・音楽など作り手の情熱が全てから感じられるとても素晴らしい作品です。
続編を楽しみにしたい一本です。
外事警察 その男に騙されるな [DVD]
本作の主人公である住本健司は、身内からも“公安の魔物”と揶揄されるある種のダークヒーローとしてキャラクター造形されています。国益を守る為なら平然と嘘をつき、民間人の弱みを握って恫喝し、危険に晒すことすら厭わない。
住本が、協力者の香織(真木ようこ)にかける精神的な揺さぶりがハンパじゃないです。徹底的な調査で香織の弱みを握り、卑劣ともいえる手段で感情をコントロールしていく。冷酷で狡猾なその態度は、在日二世の天才科学者・徐(田中泯)に対しても同様。相手によって見せる顔を変え、本心では何を考えているのかまるでわからない謎めいた男を渡部篤郎が好演。ただ、いつもながら滑舌が悪くセリフが聞きづらい。個人的には、どうも好きになれない俳優の一人ですね。(苦笑)
外事警察の協力者に仕立て上げられ、夫をスパイする事になる薄幸のヒロイン香織役の真木ようこもいいです。暗い情念を感じさせるパワフルな演技はさすがです。そして、四半世紀前に祖国を原子力の光で照らすという夢を抱いて、日本を去った在日二世の核科学者を演じる、田中泯の只者でない存在感。
物語は、外事警察と韓国の諜報機関である国家情報院(NIS)、原爆を製造しテロリストに売り飛ばそうとすグループ、そして徐昌義のそれぞれの思惑が入り混じり、虚々実々の駆け引きに果織の現在と過去が絡む形で進行します。
脚本としては、複雑ではあるものの良く練られており、わかり難さは無いが、何しろ登場人物に正直な人間が一人もいない話である。“事実”として物語上に提示される事象も、後から実は嘘でしたということが多く、東京とソウルを行き来しながら、諜報のプロフェッショナルたちがウランと起爆装置を奪い合うプロセスは、先を読ませずにスリリングに展開します。
荒唐無稽なスーパーヒーローとしてではなく、リアリズムに立脚したスパイ物として良く出来ています。「その男に騙されるな」とタイトルに謳っているのにすっかり騙されてしまった。(苦笑)
陰獣 [DVD]
前半はハラハラしますが、Act2からグイグイとストーリーに引き込まれていきます。
日本ではほとんど話題にならなかった作品ですが、フランス映画として良くできていました。
日本では、成人映画のような売り方ですが、実はちゃんとした映画です。
BROTHER [DVD]
北野武の映画は話のリズムや間がまるで音楽を聞いてるように入りやすく、見やすい。
世界観、最高です。
テレビでしゃべっていた時の北野武とはまったく別人。
まったく別として見ないとダメだなと思います。今の日本映画みたいに泣かす、恋愛映画には寒気がするなか飾り気や誤魔化しがなく、バリバリのヤクザ映画のようで一味も二味も違う。
観るべき!