劇場版『CLANNAD』 DVD スペシャル・エディション (初回限定版)
ぶっちゃけまして、ここは本音を書いて良い所だと聞き及んでいまして、私の本音としまして。
テレビ版や原作に比べた場合、見劣りがするのは事実。
特に作画部分に関しまして、いかんせん昭和の香りがしてしまい、アニメ版や原作を既に見た
方からしますと、到底に納得し難いというのは当然と思えますし、私もそう思う。
また、数人に渡ってメインキャラの何人かが出て来ない。もしくは、セリフがない。または、
設定の変更がある。
その様な事が原作を聖典とされる方々には耐え難い物があるのだろう事も理解できる。
そこまで理解していて、これが良いと思える私は確実に異端者。
異端者の意見ですが、訴えかけたい論点がしっかりと統一されている。
どうにも最近、劇場版、テレビ版含めてのアニメ作品、「この作品は一体何を見ている側に、
訴えかけたいんだ?」って作品が多いんですよ。
大勢が考えるクラナドの焦点とこの作品の焦点の位置が微妙にずれてるって事は理解している
つもりですが、その当てた焦点に沿って、ストーリーがきっちり展開されており間違いなく家族
とは、何であるかを訴えかけているのが分かる。
多彩なキャラクターや流麗な作画というのは「あれば良いに越した事はない」の付属要素、
もっと言ってしまえば「おまけ」に過ぎないと思っている。
その本筋がこの作品はしっかりしており、昨今見た中では最も良かった作品だと考えている。
哲夫の春休み
70年代の『冒険者たち――ガンバと十五匹の仲間』の冒頭には、「哲夫と竜太に贈る」という著者の献辞がありました。だからタイトルを見た時も、知らない人ながらなつかしい「哲夫」くんに、数十年ぶりに再会したような気がしました。
小学校を卒業した春休み、哲夫くんが父の故郷へ一人旅をするという物語。子供時代を終えたけれど、大人にはまだなっていない、若者の旅。彼の目の前に開ける広い時空。
哲夫くんは父の子供〜若者時代にタイムスリップを繰り返し、歩いている道の風景がふっと過去のものにだぶったり、昔の人物がそのまま現在の人物につながったり。作者(父)は息子の姿や心を借りて、自分の故郷と人生とをたどりなおしているのです。
過去の世界は、現在の登場人物一人一人に何かしら影響を及ぼし、封印してきた思いを解き放つようにと働きかけています。タイム・ファンタジーを通して、つらい思い、未消化な思いが解き放たれ癒されると、はじめて人は前へ進むことができるのですね。
物語を読み終え、あとがきを読んだ時、私は初めて、斎藤惇夫氏のご子息哲夫さんが2年前に亡くなったことを知りました。
現実の哲夫さんが逝ってしまった後、作者の心の中で20年以上も眠っていた12歳の哲夫くんがようやくふるさとへ、時をさかのぼる旅に出たのです。
おそらく、時をさかのぼる旅をやりとげる=この物語を書きあげるということで、作者の心も癒されたのだろうと思います。
大人になったガンバ・シリーズの読者にも、感慨深い一冊でした。
ガンバの冒険 劇場版コンプリート・コレクション [DVD]
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EMOTION the Best ガンバの冒険 DVD-BOX
この価格に驚き、長いこと購入したいと思っていて、ついに今回購入することにしました。劇場版のものは入っていないことははじめからわかっていたものの、解説が一切無い!
一枚の紙ぺらも無い!
幾度か再販しているみたいだし、求めやすい価格なので仕方ないのかな。と。
だけど、肝心のお話しさえ見れればそれで充分かな…と。
なので、☆4つです。