釣りキチ三平 平成版(5)三平inカムチャツカワヒール川編 (KCDX (1960))
1~4巻は平成版とは言え、三平の故郷が舞台であることもあり、従来の三平の雰囲気が強いと感じた。三平周辺のキャラも平成の割りにレトロなのは従来通りで、それはそれでイチファンとして安心できるものであったが、多少の意外性も欲しかった。
さて、5巻は近くて遠い国のロシアのカムチャツカでサケ科の魚を釣りまくることを期待をしたのだが、その前に著者の視線(三平の視線)でのカムチャツカ情勢なども紹介されているところはリアリティーを追求する矢口氏らしいところである。
日本では河川の上流部の渓流でひっそりと生きるサケ科の魚達が、カムチャツカでは大河の住人として悠然と泳いでいる様はゲームフィッシュファンならずとも是非見てみたいと感じた。
釣りキチ三平[DVD]
私は幼少の頃に少ししかしたことないくらいの釣り初心者です。
しかしこの作品は面白いと思いました。
ある程度解説もあり、初心者にもわかりやすく、CGも綺麗でした。
ただ最後辺りは非現実的過ぎるかなと思いました。
前半とのギャップがありすぎるといいますか・・・
その辺りが残念なので★は4つです。
マタギ列伝 1 (中公文庫 コミック版 や 4-1)
1-5巻を一挙に読んでしまった。マタギの暮らし、文化などが緻密に描かれている。山の獣達との命を賭けたやり取り、知恵比べ、自然への畏敬、マタギ同士の葛藤など生々しい位だ。今やマタギで生計を立てる人は消え、マタギ文化も消えつつあるというが、自然を恐れながら共棲するという考え方は今こそ受け入れられるのではないだろうか?成人向けの描写もあり、子供に読ませられないのは残念だがこれも営みのうち。
続編、完結編である「マタギ」全三巻の再版を願う。
ボクの先生は山と川 (講談社文庫)
ボクの学校は山と川の続編である。前作も良かったが、今回も読んでとてもおもしろい。私は特に、中学校のクラスメートの皆がアルバイトをして、お金がなくて修学旅行に行けないはずだった生徒たちの旅行費用をみんなで稼ぐ話が大好きだ。この話は以前に秋田の地方新聞にも載っていたのだが、それには川の石運びをした後のクラス全員の集合写真が載っており、中学生たちの笑顔がとても印象的だった。
釣りキチ三平 平成版(12)御座の石/能登のタコすかし (KCデラックス)
昭和の三平君に没頭して全巻そろえていた40代の私ですが、平成版が出てからも子供の頃と同じ気持ちで毎巻かならず購入しています。しかし、もう12巻になるんですね。はやいものです。御座の石は、展開が面白かったです。