本は、これから (岩波新書)
昨今、電子書籍の波が押し寄せてきている。ネット書店も盛況で、うちの近くの書店も閉店してしまいました。もう本を買うのも、ネットか電車に乗っていかなければならない時代なのです。そんな田舎でもないんだけど・・・。
本にまつわる37人のオムニバス。1人3ページくらいなので、岩波新書にしては読みやすい。寝る前にちょこちょこ読んでました。
人間が人間たる所以は、言語というDNAによって、より多くの情報を次世代に伝えることができたことだと何かの本で読んだことがあります。
その延長線上に本があると言ってもいいのではないでしょうか?
古事記も日本書紀も桃太郎も、基本的に本という形体は何千年も変わらず、今日を迎えています。ある種の奇跡!本という有機物は誕生した瞬間に完成されていたと言えるのかもしれません。
本から電子書籍になるということは、有機物から無機物への変化を意味します。
そのことがどのような影響をもたらすかは分からないでしょう。
でも私は心から本を、読書を愛していきたいと思います。
これからも。
リバーズ・エッジ (Wonderland comics)
同時期にpinkを読んだので、どうもpinkと比べてしまうのですが、pinkに比べて、明るい、希望がある気がします。
「僕らの平坦な戦場」というとおり、登場人物はみんな追い詰められているけれど、この先どうにか闘いぬいて生きていくんだろうなと思えました。(1人もう生きていけない人もいるけれど)
私は二十歳の時に読みましたが、やはり高校の時に読みたかったです。
もう10年も前の作品になりますが、今の高校生が読んでも共感できるんじゃないでしょうか。
なんとなく現実感がないままたらたらと流れていってしまう日常、そこから抜け出せないで追い詰められてゆく不安と孤独、友人や恋人に手を伸ばそうとしても、うまくつながらない。
それでいて、漠然と将来に光を見ることができる、淀んだ河もいつか海に流れ出ることを知っている。
こういう世界は大学生でも中学生でもなく、高校生の持つ世界だよなぁと思います。
so loving
このCDはまーちゃん(飯塚雅弓さん)の3枚目のアルバムです。
このCDのテーマはタイトル通り「愛」について。まーちゃんにとって
このテーマはそれからずっと繋がっていきます。
1曲目は可愛いラブソングで始まります。その後は少し大人っぽい
ラブソングが流れます。4曲目の「オレンジと観覧車」はまーちゃん
の名曲の1つでもあります。可愛くそして切ない曲です。
その後は少し元気な曲で1曲静かな曲をはさんでその後の2曲も元気に
進みます。10曲目は卒業シーズンにぴったりなさわやかな曲です。
最後に静かな切ない曲で静かに終わります。
全体的にこのアルバムは可愛らしい曲が詰まっています。聞いていて
笑顔がこぼれる・・そんな感じです。