Live in Chicago [DVD] [Import]
ソロとしてのオフシャル映像は、最初のソロ・ツアーの模様をおさめたイン・コンサート(時間は60分であるが名作である)、その後のレッド・ロックスに次いで、わずか3作目である。前2作が80年代であるので、20年以上の時を経てのリリースである。
しかし、バック・メンバー、曲のセットリストを含め、あまり時代の隔たりを感じさせない。確かにイン・コンサートに比べれば体系も少し丸めであるが、とても60歳前とは思えないところは“魔女”と呼ばれる所以かもしれない。
1時間50分にわたる本作品は実に見ごたえがある。小さめの会場でのバックスクリーンを含んだステージ作り、照明、カメラワーク、音といずれも現代の作品という感じであり、往年のストレートなロック・ステージとは赴きを異にするが、動く元気なスティービーがまとまって、きれいな映像で見れるのは、うれしい限りである。最後のエッジ・オブ・セブンティーンもオーケストラがバックに入り、スリリングな展開となっている。ボーナス・トラックはオーケストラをバックにしたランドスライド(観客なし)である。本編とは違って、なかなか味わい深く仕上がっている。
なお、リージョンコードはオールであろう。日本のプレーヤーで問題なく再生できた。元気なうちに是非、日本に来て欲しい。
Wild Heart
ソロ2作目のこの作品に収録された「StandBack」で彼女の大ファンになりました。
今までこんな声で歌う女性ボーカリストを聞いたことがありません。これは現在でも同じです。女性ヴォーカルと言うと、高音の伸びとか、声量とか「歌のうまさ勝負!」って感じですが、彼女は言ってみれば女ボブ・ディラン(あそこまでじゃないかなー)雰囲気が、彼女の最高の持ち味です。そしてまさかこんなかわいい顔からあんな声がっていうルックスとの不一致もまたいいです。
アルバムジャケットの写真を見ても分かるとおり、独特のファッションセンス、独特の価値観、独特の世界観をもった彼女はよく、ケイト・ブッシュと比較されました。しかしそこはアメリカン、どこかど根性的なところがあります。
この当時彼女は親友でをカウンセラーだった大切な人物をなくし、その夫と結婚しすぐ離婚したり、アルバムにも参加しているギタリスト、ワディ・ワクテルとの恋に燃え、と、私生活が凄く色々でした。彼女のこのマジカルでフェミニン、繊細で妖しい世界の仕上げのような感じです。
このあと彼女はよりロックへと流れていきます。妖精から派手なビジュアルのロックスターへ、時代もアナログ録音からデジタルへと変遷。これで70年代は終わった、80年代の始まりといった幕開けも感じさせるアルバムです。
Live at Red Rocks [DVD] [Import]
コロラド州にある、"レッドロックス"という、天然のでっかい壮大な赤い岩が聳え立つところに作った野外劇場でのライブです。
1987年の作品ですから、アルバム「ロック・ア・リトル」の直後です。
ライブとしては、短い(9曲)ですが、内容は充実してます。
ただ、アップ画像がどうも。。あとからメイクと照明当てなおして重ねたな??というのがはっきりしてます。
いいんです可愛いスティーヴィー好きですから。あゆだって写りチェックやってます。
ゲストとしてミック・フリートウッドも出てパーカッション叩いて怪しい雰囲気出しています。また、40代以上のファンには懐かしい元祖アイドルロッカー、ピーター・フランプトンもゲストで最後の”エッジ・オブ・セブンティーン”に参加します。
エンディングではファンが詰め掛けて彼女にぬいぐるみをわたします。そんな決まりがあったんですね。
エッジ~の切れぶりは凄い!凄まじいです!
アー一度で良いから生で見てみたいよ
Crystal Visions: Very Best of Stevie Nicks (W/Dvd)
フリートウッド・マックの「ファンタスティック・マック」「噂」といった歴史に残る傑作の立役者は間違いなくスティービーだったと今でも思う。81年に出され見事全米1位にも輝いたソロアルバム「麗しのベラドンナ」は、当然ながら全曲彼女の歌声で満たされ、僕は貪るように聴き狂った。特に全米3位まで上昇した「嘆きの天使」はトム・ペティとのコラボも抜群で、今でも古さを全く感じさせない。
コンピレーションとしては「タイム・スペース」という作品が先に出ているが、07年に出た本作は彼女のソロ・キャリア全般を網羅し、しかもDVD付き(輸入盤のみ)という豪華な作りとなっている。僕はDVD目当てで購入したが、かつて目にしたことがなかった「嘆きの天使」1曲で大満足。ほかにも不朽の名画「風と共に去りぬ」の主人公スカーレット・オハラを彷彿とさせる「スタンド・バック」など、代表曲が映像でもほぼ網羅されているのが嬉しい。
スティービーは不思議な女性である。取り立てて美人でもないしどちらかと言えば男性的な力強い歌い方をする。しかもどこか空想的で、彼女が目の前にいたとして、手を差し出してもすり抜けてしまうような感覚がある。まるで現世の人ではないような気がしてならない。それでいて男心を手玉に取り、追っても追っても追いつきそうで届かない「逃げ水」のような存在である。気が付けば歌姫も60歳を過ぎた。彼女は今どうしているのだろうか。
Bella Donna
つい先日
フリートウッドマックにリンジ-バッキンガムとともに正式復帰、
最新アルバムSay You willを発表したスティーヴィーニックスの
ソロアルバム、当時世界的に最大級のバンドだった(今もそうだけど)フリートウッドマックが活動休止と言われたなかで発表されたためこの曲のヒットとともにマックの中で存在感がましたといってもいいほどこのアルバムは
役割を果たしました。
ただスティーヴィーの内面をあらわした曲や他のメンバーをモチーフにした曲が多かったため噂のスティーヴィー盤と言われたこともありました