SLY MONGOOSE
かんなり、きてるね。このバンド。
はっきりいってジャンル分けは不可能。
サンバ、ジャズ、カリプソ、ディスコなんかを
スウィングするハードバップを下敷きに、見事まとめ上げてる。
強引にゆうと、これはロックンロールだ。
日本でこんな音楽が生まれてきたのが信じられない。
だって、セクシーなロックンロールをやれるバンドって今あんまりいないでしょ?
それが、聴きたいなら、これで間違いない。
Foundation Ska
ついにSKATALITESのレビューを。
世界がBEATLESに熱狂している頃、
彼らはこんな音を残していた(含BEATLESカヴァー)
KILLER SKAと呼ばれる所以、FOUNDATIONというタイトルがつく所以。
やはり、DON DRUMMONDが居なければありえなかった訳で、その死去後まもなく分解。
解散後、元メンバーが造りあげた名RIDDIMの数々はもぅ常識に。
その前夜というべきインプロヴィゼーションの数々は涙モノです
Occupation Ska
1960年代のスカタライツ初期の音源をまとめた2枚組のコンピレーション。
音質はいいとは言えないレベルだし、特別詳細なライナーがついているわけでもないし、初CD化楽曲はDisc1の「Marcus Junior」だけということなので、とにかく音源をたくさん聴いてみたいという初心者向けのお手ごろ入門編……なのかな?
Alton Ellisなど、歌手がフューチャーされた楽曲が多く含まれているので、スカやレゲエ勃興時の様子――R&Bやソウルの影響が濃いけど、独特のゆったりとしたリズムが形成されていく様子がうかがえるのが面白い。
Skatalites & Friends at Randy's
まあ説明不要ですわ。ジャマイカン・クラシック・スカの名盤にして
スカタライツの作品の中でも傑作の呼び声高い名盤。
スカには正直そこまで詳しくはないですが、いわゆるクラシックと
呼ばれるこの作品にはオールドスカの持つ良さが全て詰まっているよう。
泥臭くて暖かくて熱があり、何より人間臭いんだわ。
リーモーガンのM-7などJAZZ系の曲のカヴァーなどもスカタライツ流に
料理しています。ガンジャ賛歌M-14"Maytals"やキラーなM-15"Collie Bud〜"など
いわゆるルードボーイ垂涎ものから、僕みたいな貧弱な文系野郎にもひびく
胸キュンな夕方黄昏系までホント良い曲揃い。
海とか山でコレ聴いてビール飲んで家族と友達がいれば、
まーそれでいんでないかいという気持ちになるよ。