ありきたりだが駄作じゃないよおすすめ度
★★★★★
このまえのテレビ放送で見ました。
驚いたことに、これ日本初公開(放送)だったんですね。どんな映画かとググってたらザ・デイ・アフターなんて全く関係のない映画もヒットしたり、
前宣伝でストーリーが洪水パニック物、題名もデイ・アフターって 〃 トゥモローとそっくりだったり、最初はなんなんだこの映画って思ってました。
でも実際に見てみると、デイ・アフター・トゥモロー以上に迫力やテンポが凄かった。これ普通に大作映画じゃないですか。
確かに洪水やパニックなんて他にたくさんあるし、そういう意味で今更かって思うのも事実ですが、面白いです。
テンポが良いといいましたが、この手の映画では主人公だけが危機を予測してて政治家は楽観主義みたいなのが多いですよね。
この映画も似たようなストーリーなんですけど、これはトップの人たちが頭が良くて、主人公たちの意見や案を積極的に取り入れつつストーリーが進むんです。これは新しいと思いました。
そのおかげで中だるみが無く、最後まで娯楽映画として楽しめました。
特徴的な音楽がくどく挿入されて耳に焼きついたりも。
二番煎じは事実ですが、満足したので星5です。
USA映画デイ・アフター・トゥモローを悲しく美しく表現したUK版とも言える作品。おすすめ度
★★★☆☆
アメリカFOX映画デイ・アフター・トゥモローの
UK版とも言える作品。
異常気象による高波と洪水により首都ロンドンが大災害に見舞われる様を描く。
ロンドンを流れるテムズ河とそこに設置された高波防波システム=テムズバリアが物語のポイントとなる。
被害を最小限に食い止めようとする、気象学者や政府、軍の奮闘、確執など
どうしてもデイ・アフター・トゥモローを彷彿とさせる場面ばかりであるが
USA版とは異なるイギリスならではの風合いを出しているところを
比較して見てみると面白いかも知れない。
気象学者の父と息子の確執、
その息子と離婚した妻との微妙な関係
年頃の娘と父親の難しい関係
新米工事作業員と先輩作業員
それら人間関係を高波と洪水が呑み込み
極限状態の中で結びつきを強めていく。
デイ・アフター・トゥモローではなかなか採用されなかった、いち気象学者の意見が
本作品では、副首相が自ら採用するなど国風の違いを出したかったのであろうか。
また全体的に悲しく、尊い犠牲を美しく表現するところもイギリスならでは。
なおデイ・アフター・トゥモローでは一貫したストーリーの強い方向性を感じられたが、
本作品は複雑にしたかったためかストーリーが紆余曲折しており、行動に無理が多いことは残念な部分。
ただUSA版にしろ、UK版にしろ現実に異常気象は多数発生しており
この様な大災害が日本でも十分起きうる事を認識し
自分や家族の身を守るため、そして根本的な環境対策として
各自が何を為すべきか考えさせられる。
大変良く出来ています。
おすすめ度 ★★★★★
出来は非常に良いです。非常に洗練された魅力的なものになっていると思います。
買って良かったと思います。