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+ Re-Cool Reflections +

Re-Cool Reflections

寺尾聰
おすすめ度:★★★★★
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我が国最高峰のAORアルバム
おすすめ度 ★★★★★

このアルバムに関して多くを語る必要はない。日本が誇る最高峰のAOR作品。
構成、アレンジ、演奏、どれを取っても非の打ち所がないパーフェクトな仕上がり。とにかくアレンジャーである井上鑑のアレンジ力の勝利である。超一流のアレンジャーでありスタジオ・ミュージシャンである井上鑑の、まさに職人技的な絶妙のアレンジがこのアルバムの全てと言って良い。
特にかつての大ヒット曲「ルビーの指環」での大胆なブラス・セクションの導入、テーマ部分のフレーズ(半拍のブレーク、1拍の4連符)を残しながらの重心を下げた重々しいアレンジ、中間部の“決め”の導入によるアクセントの付け方など、かなり思い切ったアレンジの組替えを行っているがこれが最高にカッコ良く、思わず身震いしてしまった。一旦元曲をバラし再構築したものと思うが、あの大ヒット曲に対してここまで踏み込んだリ・アレンジを断行した事に敬意を表します。
メンバーは超一流どころ。ギターの今剛はソリストのイメージが強かったが、バッキングの際のミュートをかけたギターが凄く心地よく鳴っている。
これら一流どころをバックに従えた寺尾は、声を発していない部分でも存在感を感じさせているのが不思議。ギターソロなどに入った途端に誰の曲だかわからなくなる様なシンガーが多いが、それはVoがアレンジと演奏に負けているから。Voそのものの強さがなくても存在感を失わない寺尾聰は素晴しい。
ハッキリ言って今の日本にはくだらないジャリタレの雑音が多すぎる。寺尾&彼のバンドたちがそれらに対してのコメントなどもちろん発してはいないだろうが、粛々と自分達のサウンドを披露している姿に、無言のプライドを感じずにはいられない。



大人の楽しみ
おすすめ度 ★★★★★

「Re-Cool Reflections」と「Reflections」は全くといっていいほど別ものだった。
もちろん、大ヒットアルバムをリメイクし再録音したものなのだが・・
81年当時日本全国に「ルビーの指輪」ブームが吹き荒れた。高校生だった僕もブームに飲み込まれ、
いやってほどLPを聞きまくり、連日の音楽番組も見ていた。(ルビー色のソファーも懐かしい)
カラオケが今ほど一般的であったなら、歌いまくっていただろう。
ただイメージ的には控えめで、地味なミュージシャンだと思った。ジャケット写真もなんか暗い雰囲気で・・・
その後音楽活動では表舞台から消え、俳優として地位を確立。こんな日が来るとは、正直思ってもいなかった。
「Re-Cool Reflections」。ジャケットが全てを物語るように、明るくにこやかな寺尾聰がいる。
モンスターアルバムをリカバーするという前代未聞の作業も、楽しんでやったことが想像できる。
サウンドがまさに超Cooooooool。中でもオープニングを飾る「HABANA EXPRESS」が主役的な役割。
パーカッションの軽快な響きが印象的。続く「渚のカンパリソーダ」も実にトロピカルなサウンドに仕上がっている。
「ルビーの指輪」も光が差し込むかの如くCoolとなった。エンディングの「出航SASURAI」も好きな曲だがCoolになった。
最後にクレジットされた「ルビー1981Ver.」を再録音。これもサービス満点な心遣い。
懐かしさよりも、新しいアルバムとして”お気に入り”に加わった。



ヨコハマタイヤ、アスペックの「シャドー・シティ」カッコよかったなあ。
おすすめ度 ★★★★★

前作は、たしか邦楽で最初に100万枚を売り上げたアルバムだと記憶している。

大ヒット曲「ルビーの指輪」にまつわる逸話(テレビ番組でルビー色の椅子がどうしたこうした、など)で語られることが多いのだが、当時最初に注目された楽曲は「シャドー・シティ」だった。
ヨコハマタイヤのCMで、元F1ドライバーのニキ・ラウダ(全身大ヤケドから奇跡の復活を遂げた)が、ニュルブルクリングを高速ドライビングするのを俯瞰で撮影した、とても洒落た画像のバックに「シャドー・シティ」が流されたのであった。

夜の都会やヨーロッパの避暑地を連想させる楽曲の数々は、当時他に類を見ないものであり、加えて井上鑑のアレンジが出色で、このアルバムの破格の売れ行きが、決して「ルビー〜」だけに因るものではなかったことは明白であろう。
今回新たに制作されたRE-Coolでも、前作の井上鑑のアレンジが絶妙に残されているのが嬉しい。

ベストトラックは、これも前作同様「二季物語」。
ストーリー性あふれた歌詞、曲、アレンジと三拍子揃った傑作で、特に後半のアップテンポの部分で、ピアノとキーボードの掛け合いが最高にカッコいい。



昔を思い出しました。と同時に・・
おすすめ度 ★★★★★

Reflectionsを何度も繰り返し聞いた昔を思い出しました。と同時に、アレンジの新鮮さに、こんな角度からの表現があるのかと、感動さえしました。



正にタイトル通りー回想ー
おすすめ度 ★★★★★

ザ・ベストテンをリアルタイムで見ていた世代なら決して外せないアーティスト、寺尾聰。
12週連続1位の偉業を称えど真ん中に設置された赤いソファーを、
年末のスペシャルで放送する度に「そうだったなあ…」と懐かしく見る。
あの頃はまだ「宇野重吉の息子」という言われ方をされていたが、
いつの間にか、故人となった宇野重吉が「寺尾聰の父」と言われるようになった。
武豊が「武邦彦の息子」から「父は武邦彦」に変わったように。

アレンジや演奏テクニックは素晴らしい。
しかしそれ以上に、元々声を張り上げて歌う人ではなかったとは言え、
四半世紀を経てもこれほどに衰えを感じさせない歌声の凄さ。
年齢と共にかつてのヒット曲のキーを下げ、もはやピークを過ぎた声量で歌う歌手が多い中で、
旧作と比較しても全く遜色のない声で歌えることには敬服するしかない。
(この人の場合は逆にこれ以上キーを下げられないのかもしれないが)
特に一曲目の「HABANA EXPRESS」のスピード感は鳥肌ものだ。
アダルトなカラーの楽曲が今の寺尾聰に違和感なくマッチしているのは言うまでもないが、
旧作の時だって、その頃の年相応のアダルトな雰囲気をかもし出していた。
つまり、この人はたとえ幾つになろうとも「寺尾聰」でいる、ということなのだ。
むしろ、年齢を重ねた分いい具合に力が抜けて、旧作より若々しく感じる曲さえある。
今年還暦(!)を迎える年齢だというのに…化け物かこの人は。
それを感じるためにも、是非、旧作との聴き比べをお薦めしたい。
旧作、新作を共にリアルタイムで聴けた我々の世代はとても幸運なのかもしれない。
自分が旧作の寺尾聰の年齢を越してしまっていることに、ノスタルジーを感じる。



上出来
おすすめ度 ★★★★★

全般的に言うと初心者向けだと思います 。出来は今更ながら言うまでもなく素晴らしい。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!



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大黒摩季 南アフリカ ほしのえみこ