昔発売されていた内容と特許映像も同一のようですが、値段が安くなりお買い得に。
三枚目のディスクは丸ごと特許映像を収録。
タイタニックの製造過程からCG合成技術、スタッフの撮影映像や写真も沢山あり、深海部に沈む本物のタイタニック沈没船を見ることも出来ます。私にとってはどれも衝撃映像です。
特に、タイタニックに関する「事実」を追い求めた監督の考参が非常に興味深く、引き込まれます。
生存者の証言映像も多く、より深いタイタニックを知りたい方は必見です。

映画未公開シーンも沢山収録され、「人数の少ないボートに船長が戻るように指示するが…」や「ある人物の「黙れ」の一言が招いた結果」「世界初のSOS」などタイタニック沈没の真相をより深く映し出します。
キャメロン監督の説明をONにすると「執事とジャック達の戦闘」が試写会で非難されたとありますが、このシーンは映画の流れを崩しかねないという意味でカットは正解だったと思います。「映画」としてのアクション性は素晴らしいので一見の価値はあるはずです。

DVD二枚目に収録された「もう一つのED」は、ブルーダイヤをおばあさんが海に投げようとする所から変更が加わっています。
とはいっても、あの「映画タイタニック」の最後を汚してしまうようなものでは決してありませんので、是非とも見て頂きたい。
ただ、このEDもとても素晴らしいのですが、私個人はやはり劇場版のシンプルかつダイレクトなEDが一番だと感じました。
ですのでこちらは「こういうサブストーリーがあることも興味深い」という感じで捉えています。どちらにせよ素晴らしい。
「監督が伝えたかった事」が、役者のセリフとなり多く語られます。

長くなりましたが、映画本編もさることながら、タイタニックについて詳しく知るための一歩になる最高のDVDです。

「タイタニックを浮上させる！」
それだけのために作られた映画です。これぞロマン！
ストーリーや新鉱石やらはそのための方便にすぎません。
原作の東西スパイ劇なんざバッサリとカット。

いかにカッコよくタイタニックを浮上させるか。
映画スタッフの関心はそこだけです。むろん観客も。

ジョン・バリーによる壮麗なタイタニックのテーマと
海底に眠る巨船のテーマの対比がすばらしい。

巨鯨のような水しぶきと、軋む船体の咆哮。
スローモーションでじっくり見せる浮上シーンこそ、この映画の真髄。
じっさい劇場で生で観たときは、そりゃ感動しましたとも。
ニューヨーク入港シーンは涙が出ましたよ。やっと着いたんだ・・

現実のタイタニックが真っ二つになってるとわかる以前の映画。
これと戦艦大和を浮上させるのが、男のロマンなのだよ。

　いつもののりやはさみを全く使わないで組み立てられるモデルです。やはりマイナスドライバーか耳かき、ピンセットがあると楽に作れます。私は丁寧に作って半日かかりました。中級モデルだと思いますが結構メンドイです。例えば大きいモデルなので一つ一つをきちっと作ってゆかないと最後に誤差が出てはまりません。逆折れの箇所があります。いつものように大変にアバウトな設計図は上から作って行くのが基本のようで、この作業を見のがすと最初からパーツを作り直すはめになります。ビックモデルですから置き場所に困る方は同社のＭサイズを薦めます。完成モデルは近くで見るとモデルっぽいですが遠くからさすがに迫力が出て鑑賞価値があります。私はこれをいつも通っている近所の図書館に寄付したら喜ばれました。タイタニックは映画でも全姿を見る事が少ない船なので真に勉強になりました、改めて映画を見てみようと思いました。しかしまあ良くできたモデルです。

　音楽を聴くと映画のシーンが頭に甦ります。特に沈没の夜のシーンで使われた様々な音楽を聴くともう頭の中にスクリーンが移ってしまったような気持ちになりました。元々監督のＪ・キャメロンは歌を使うつもりはなかったのですが、音楽担当のＪ・ホーナーがこっそりセリーヌ・ディオンに依頼して「マイハートウィルゴーン」を作りキャメロンに聞かせたところ、とても気に入って採用となったいきさつがあります。

組み立てにおいて難しいところはありません。

ほとんどがどっしりした船体形状ですので別売りの
nanoblock ナノブロック専用ピンセット NB-019
を使用すれば更に組み立て作業が捗ると思います。

船尾は実物通りの喫水線(水面)に近くなるほどキュッ！と絞られた
形状で、この部分の組み立ては特殊ブロックを多用して組み立て易く
なっています。仮にメーカー直販で購入出来る単品ブロック部品だけで
組み立てるとすると一気に難易度がアップしそうですが、上記の通り
組み立て易い配慮が図られています。

また本商品は
nanoblock 戦艦 大和
nanoblock 航空母艦 赤城
nanoblock TINTIN ユニコーン号
等とは異なり、内部の空洞率が大幅にアップしています。

これにより、かなりのブロック数を使いそうな船体容積の大きい客船モデルの
本商品であっても、その数はnanoblock 戦艦 大和の1,717ピースオーバー
よりも若干多い1,800ピースオーバー程度に抑えるのに成功していて
コストダウンと精密な外観の両立を成し遂げている事にプロの設計の拘りを
感じました。

個人製作の場合だと、あまり使用ブロック数なんて気にしませんものね＾＾；

最初に述べました通り、本商品の組み立てで難しいところはありませんが4本の
煙突は単調な作業の連続と組み立てる本数の多さから、このあたりで組み立て
作業が雑になりがちで、煙突を船体に組み込んだ後で、

「やっぱりこの歪みは気になるから分解してやり直そう」

と思っても、実はこれが大変で基本的に組み込んだ状態での煙突は歪み修正や
分解＆再組み立ては効かない、と思った方が良いです。

(これは実際に組み立てを進めるとその理由が解ります。)

ですので、単調で中だるみし易い4本の煙突の組み立てこそ、最も細心の注意を
払って一発で歪みが無い様にしっかり組み立てる事が完成時の見映えを考えると
肝要になります。完成後に一番目立つ部分でもありますしね。

(私の場合は、この点でちょっと残念な仕上がりになっていますorz)

完成後の満足感はかなり高い商品ですのでお勧めです＾＾

私は船体のみ先に組み上げて、その後に流氷や氷山部分を追加する形で
仕上げました。この組み方だと通常航行気分と、運命の事故発生直前気分が
2度味わえてお得な気持ちになれますよ＾＾