オードリー・ヘプバーン 生誕80周年 『昼下りの情事』+『想い出のオードリー』スペシャルDVDボックス(2枚組)
アリアーヌ(オードリー・ヘップバーン)の一途な恋心がいじらしくて、可愛いらしい。今までのDVDで何度も鑑賞していますが、この商品には池田昌子さんの吹き替え音声が入っているというので、さっそく注文しました。いつも、ヘップバーンDVDを楽しむ時は、まず、オリジナル音声で見て続いて池田さんの吹き替え音声で見ます。一粒で二度おいしいですね。
La Vie En Rose~I Love Cinemas~
3枚目のカバー集に続く、通算5枚目のアルバム。偏愛的な選曲と共に、より濃厚になった独特な英語歌唱を堪能できます。歌い手本人の趣味が色濃く反映された作品群ながら前作よりもバラエティに富んだ編曲と伴奏アンサンブル(ドラム音も!)をバックに、より繊細に、より暖かく、より可愛らしく響く手嶌葵のボーカルが、歌声だけでまるで聞き手の体感温度を上げるかのごとく、響いて来ます。最後の”Angel” は彼女の代表曲”The Rose”に負けない、悲しいほど美しい響きを放っています。〜I love cinemas〜は今後も続けてシリーズ化されるのを強く希望します。
昼下りの情事 [DVD]
英語字幕なし。
タイトルカバーの写真の向きが反対。発売前になぜそれくらいのことに気づかないのでしょうか?残念です。
もちろん旧発売版のいろいろな方のレビューどおり、映画自体は最高傑作です。
昼下りの情事 [スタジオ・クラシック・シリーズ] [DVD]
題名からは想像もつかないロマンチックコメディである。パリの豪華なホテルを舞台にゲーリー・クーパーとオードリー・ヘプバンが華麗な恋のかけひきをみせる。クーパーは年季の入ったプレイボーイで、深入りしない主義だったのが、若いオードリーに翻弄されて本気になる。
ビリー・ワイルダーの人間観察はするどい。実はオードリーのほうが先に恋していたのだ。ホテルを去るオードリーの後姿が彼女のこころをうつしている。この映画では四人の楽士がおもしろい。どこにでも現れて「魅惑のワルツ」を奏でて場を盛りあげる。
ラストシーンは感動的。クーパーは動き出した汽車からオードリーを抱きあげて去っていく。父のモーリス・シュバリエが柱の影から見送っていた。笑わせてほろりとさせる映画だ。