LIVE AT MONTREUX 2002 [DVD]
2002年のモントリオール・ジャズ・フェスティバル大ホールで、ビア二スト小曽根真が本当のデビューをした記念すべきDVD作品である。師匠のゲーリー・バートンのビブラフォンと共に上品に織り成すジャズサウンドは決して色あせない。
コンサートが終わってまもなくしてからアメリカ盤のDVDが発売されたが、リージョン1だったので日本盤の発売が待たれていた。
ゲーリーは今では数少ないライオネル・ハンプトンの流れをくむバイブ奏者で、撥を沢山手にしてプレイするの特徴。迫力には少し欠けるものの、正確な撥さばきは天下一品で、サウンドは落ち着いていて音楽大学の教授全としている品格がある。小曽根は、現在の日本のピアニストの中ではダントツのベテランぶりで人気抜群だ。最近ではショパンに傾倒しているようだか、このときは心の師、オスカー・ピーターを尊敬する奏法で、2人の個性を生かしたクラシカル・ジャズ・サウンドを披露している。演奏スタイルは2人とも真面目過ぎるくらいだが、小曽根は独特の遊びを交えながら、時にはスキャットをいれて彼の個性堂々と出しているのが見事である。
実は小曽根は、これより5年前、女性ボーカリスト伊藤君子とのデュオでモントリオールの初舞台を踏んでいる。
全11曲70分のコンサートで一気に聴かせてくれる。
クライマックス 70’s サファイア
今回も2枚組で3150円。相変わらずお得感がいっぱいなクライマックスシリーズの最新盤です。新聞で発売を知り、速攻で入手しました。
「サファイア」と「ルビー」の2作が同時発売されていますが、どちらも70年代のオイシイとこ取りの選曲ですね。
最近は「HEY!HEY!HEY!」や「うたばん」とかで、いつも特集されている昭和歌謡ですが、そこで紹介される歌がほとんど入っているのではないでしょうか。
年末年始の特番でも各局やりそうですが、テレビでは少ししか流れないので、フルコーラスちゃんと聴けるCDが欲しくなるんですよね。
この「サファイア」は全体的にフォーク&ニューミュージックが中心の印象です。でも、キャンディーズもピンク・レディーも入っているし、南沙織や岩崎宏美も入ってます。郷ひろみだって、狩人だって、山口百恵だって。やっぱり70年代って素晴らしい! お正月は家族そろって歌合戦だ!
マルベル堂90周年記念企画 完全保存版 キャンディーズ プロマイドから微笑がえし 464カットすべて掲載
プロマイドはジャケ写や雑誌の写真と違って表情が硬くいい写真がありません。
この中でいい写真は三人で写っているDVDブックのBOOK表紙に使われたものだけでした。
コレクター以外にはおススメできません。
今の時代にこのような商品が出るのは奇跡なんですけどね。
All About Candies BEST! DVD BOOK
事前には『週刊キャンディーズ』、みたいなノリの、DVDのついたデカいサイズの本を想像してたんですが、トールケース入りのDVDとブックレットが、トールケースよりもひとまわり大きな外箱に収めてあり、それほど場所はとらない感じです。
DVDはトータルで約81分。大きくわけると歌の映像が約27分、『みごろ!たべごろ!笑いごろ!! 』からのコント集(?)が約54分。歌→コントの順で通して見ることも、映像ごとに選んで見ることもできます。
「もう、キャンディーズのものはほとんど買ってる」、という方には、目新しい映像はほとんどないに等しいのではないかと思われますが、若い世代のファンの方などには、大部分が新鮮な映像なのではないでしょうか。
ただ、歌の大部分はTVサイズというか、あちこちカットされた形で歌唱されているので、物足りなさが残るのは確かですし、『みごろ!』の、特に“悪ガキ一家の鬼かあちゃん”には、もっと面白い回があるはずで(「しらけ鳥音頭」も出てこない…)、見ていて「あれ、こんなもんなの?」なんて感じることもあるかもしれません。
それでもやはり、歌も笑いもしっかりこなした、キャンディーズの多面的な魅力をコンパクトな形で一度に知ることができるところに、このDVDの価値があると考えます。
伊東四朗、小松政夫、東八郎(東MAXのお父さん)、西田敏行、そして加山雄三と、『みごろ!』のパートの豪華な共演者にも、度肝を抜かれます。
そんなDVDの、ちょっと物足りない部分を補填してくれているのが、付属のブックレット(ほぼオールカラー、36ページ)。現在、全キャン連の代表を務める石黒謙吾さんが前半部分の監修・構成・執筆を担当。当時『少年マガジン』臨時増刊として出版された、ファイナルカーニバル特集号で使用された写真の再掲載分をはじめ、写真のセレクトもいい感じ。巻末の「年下の男の子」「やさしい悪魔」「春一番」の“フリツケ講座”―イラストで図解―も、映像ではすべてを把握することがなかなか難しいものだけに、ちょっとうれしいプレゼントでした。
LOVELY POPS【Blu-spec CD(TM)】
リストを眺めるだけで、曲が脳内再生されます。
作曲やアレンジを手がけたのは
細野晴臣、坂本龍一、加藤和彦、山下達郎ら豪華メンバー!
高品質なBlu-specCDの効果で
歌唱力の乏しさをカバーするためのエフェクトとか、
(それでも音程が外れまくりのナウシカが壮絶)
80年代アイドル・サウンドはDX−7とシモンズだったんだなとか、
新鮮な発見がいっぱいです。
ラストが元キング・クリムゾンのメンバーが
ベースを弾くナンバーで飾られているのも渋いです。