ルビコン・ビーチ
この小説に時間という概念は存在しない。生の同時性、運命の並列性、話者の視点に応じて絶えず変化しつづける世界。そこは我々の知るアメリカではない。というか我々の知る世界ですらない。その変化に翻弄されながら、生を超えて互いを求め続ける男と女、それは愛なのか?それとも壮大な混沌を秩序付けるたった一つの鍵なのか?
読んだ者は間違いなく混沌の世界に取り残され、しかし力づけられることでしょう。傑作です。
フェニックス~「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」「ルビコンの決断」サウンドトラック
ルビコンの決断を欠かさず見るぐらいファンで、サウンドトラックが出ないかと待っていたのですが、とてもよかったです。「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」の音楽も収録されていて、本当にお買い得なCDだと思いました。