Vieuphoria Live [DVD] [Import]
FAN ならば絶対に「買い」の1枚。この DVD は1994年に発表された同名の live video をDVDしたものだ。live とは言っても曲の間に2~3分ほどのコントとも interview とも言えるfilmが挟まれ全体としては企画モノのような構成になっている。liveは1曲を除く全てが1993-1994年の頃のモノが収められ、まさに band や周囲が大きな角度で上昇を始めた頃の空気が充満している。それと同時に曲間の film にも見られるような ALTERNATIVE が単純に ALTERNATIVE なだけで幸せで最高だった頃の空気も図らずに閉じこめてしまった。realtime に体験した fan にとっては SOMA のような曲に触れると今でもこみあげるものがある。
DVD 化にあたってはさらに同じ頃の未発表live約1時間と2ndアルバム収録時のsessionとinterviewが収録されている。この10分余りの film は producer の butch vig も登場し興味深い話と映像が濃く収められている。他にも80年代の Billy など rare な映像が沢山ある。
本編での Billy の interview の中にその頃の「大きくなった彼らの band」を楽観的に語る箇所があるが、今聞くと非常に切ないものがある。そして、このあと彼らは少しづつ goth になっていく。
ヴューフォリア [DVD]
スマパンの出演したTV番組やライヴ映像、メンバーそれぞれのイメージ映像などを収録した1枚。CD版のタイトルは”EARPHORIA”。なかなかいかしてます。中でもダーシィの人形劇?とジェイムズの犬と戯れる図は、必見!
メロンコリーそして終りのない悲しみ
当時は一種の音楽文化の方向性の行き詰まり感があって、
アングラっぽい暗めの音楽が流行っていたけど、
ニルヴァーナのカートが死んだという悲劇性もあってりして、
確かビリーが「もう悲壮感を歌うのはそろそろ終わせなきゃ」、
みたいなことを言ってた。
このアルバムは、長く苦しいトンネルを通り抜けるかのように、
前半部分は日没(激しくそして暗く)、後半は夜明け(苦しみ
を乗り越えた開放感)を、表現しているように思う。
ともあれ、アルバム全体が一つのストーリーを持って描かれた、
素晴らしい作品だと思います。