人生に開き直れる、居直れる、素晴らしい映画おすすめ度
★★★★★
幼少よりカトリック教育を受けられた作家の曽野綾子さんの小説に こんな一節があります。
中絶してもいいのよ。 ただその時は、命一つ殺します、と思ってやればいいじゃない。
あなた、人間は誰だって何だってやるわ。
自分が追い詰められれば、盗みだって、詐欺だって、売春だって、良心を売ることだって、変節することだって、何だってやりますよ。
人を殺すことだって平気でやるでしょうね。
たまたま今までは、周囲の状況がそういうことをやらなくて済んできただけだから。
「飼猫ボタ子の生活と意見」より
スカーレットは身内の誰も飢えさせない為なら、嘘、盗み、人殺しもすると誓っています。
大なり小なり、人間、今現在でもそれなりの状況でそれなりのことを平気?でやっています。
綺麗ごとだけでは 生きていけませんから、、、
人生に開き直れる、居直れる、素晴らしい映画です。
長い長いというけれどおすすめ度
★★★☆☆
原作の重厚さ、複雑さをカスカスになるほどあっさり消化していく脚本。
冒頭の、スカーレットのスピード面当て結婚に「早っ!」と思うビギナーは多いと思うが、これは原作でも変わらないテンポ。
名作だ、傑作だといわれ続けているが、冷静に見るとわりと欠点も多い。スカーレットを演じたヴィヴィアン・リーは顔はよいが声が悪すぎる。小原乃梨子(元祖のび太)そっくりである。むしろメラニー役のオリビア・デハビラントの美しさや品位が際立つ。このマミーに敗れてしまった女優さんに、ヴィヴィアンの主演を奪って助演女優ダブル受賞にさせてあげたかったと思う。
アトランタでスカーレットが付き合う既婚のおばさま軍団などがまるごと切られていて、ボニーを散歩させるレットが挨拶するシーンでのみ、名前が出てくる。このオバサン連中が面白いのに。これだけでも映画が原作に及ばないゆえんだと思う。
予算もたいそうかかったというが、レットとの新婚旅行(チャールストン)も、ボニーが夜中に泣き出してレットが抱きにくる場面(ロンドン)も、思いっきり低予算でひどく適当に作られている。セリフ回しが早く、出演者の誰もが山盛りの脚本を急いでしゃべりつくし、なんとか時間内エンディングに間に合わせようとしているかのようだ。だからスカーレットがアシュレを見切り、メラニーの偉大さに打たれるといったクライマックスもスカスカな印象しか残らない。これじゃあレットも去りますよ。
元気の出る映画おすすめ度
★★★★☆
様々な困難が降りかかり、正に泣いたり、笑ったりと波乱万丈な運命に翻弄される、スカーレット。しかし、彼女が最後に選んだのは「タラ」だったのだ。勇敢で、逞しい女性、スカーレットを、ビビアン・リーが熱演している。スカーレットとレットは、本当に絵になるカップルだったのに。観た後に、何故か元気が沸いてくるような作品だった。
この映画の魅力…おすすめ度
★★★★★
この映画は後半にスピードダウンします。スカーレットが材木屋のヤリ手マダムになったり。北軍を突破したバトラーが豪邸に住んでいたり。別の映画のように退屈です。ついていけない…。風と共に去りぬの魅力は前半でしょう。「神に誓います。もう二度とミジメな思いはしません」スカーレットが叫ぶあたり。あるいはアシュリーが戦争から帰って来るあたりまで。イキイキしてます。男女の三角関係。南部の崩壊シーン。危険な男バトラー登場。テンポが良い。何度くりかえし見ても飽きません。
GONE WITH THE WINDおすすめ度
★★★★☆
この映画に対する評価はまちまちですが、一般的にあまり良くないと言う方が多いようだ。
長編映画、撮影スケールの大きさ、大物キャストなど、当時の映画では群を抜いていたことは間違いない。
ただ、見た後に感動するかどうかはかなり意見が分かれるでしょうね。
ようは、「ハリウッド史上に残る名作なので1度は見ておかないといけない」につきる。
だから、観た人はとりあえず満足なんです。「もう1度見たいですか?」の質問には「かなり根気がいりますね」と答えるしかない。
上出来
おすすめ度 ★★★★★
届いてからずっと気に入っています
。出来は今更ながら言うまでもなく素晴らしい。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!