楽勝!ハイパー・ドール6.4
もしパードルの連載が再開されるとなればまたそこの雑誌が潰れる事になるのだろうか? そうなると平成のダーティーペア、引き取り手もままならないことよ。仮にこの先完結まで延々このペースで続けられるとファンも楽ぢゃないね。作者が音を上げるか読者が見放すかのいたちごっこだよね〜。しかし天下のAmazonでどーじんし売っちゃっていーのかよ。
モルダイバー [DVD]
この作品はもともとレーザーディスクのソフトだった。未来の東京の姿が興味深く、23区がそれぞれ一棟ずつの巨大なビルになっており、その各階に家々が建っているなど現代に通じるアイディアが豊富に盛り込まれていてとても面白い。アニメとしては中途半端な変身ヒーローものと言った仕上がりで今となってはかなり子供っぽいが、若草恵氏作曲のBGMは秀逸。
大正野球娘。 5 (リュウコミックス)
大正時代の女学校を舞台にちょっぴりの百合と緩やかだが張りの有る日常を描いてきた本作、最終巻では240頁のボリュームでしっかりと野球の試合を見せてくれます。
伊藤伸平さんはブラックで楽屋落ち的なギャグを多用する反面、「はるかリフレイン」や「キューティーハニー A GO GO!」の如月博士が亡くなるエピソード等、感動的なストーリーも描ける実力派ですので想像以上に素晴らしい試合展開を見せてくれています。
動きが無く硬直した試合中盤が逆に緊迫感をもたらし、これまでの巻で費やしてきた少女達の綿密な個性描写と特訓の成果が見事に生かされて居ます。
相手役の男性野球部員達も単なる引き立て役ではなく、当初匂って居た男尊女卑的感情が薄れ、東邦精華女学院チームに尊敬を持って知略と力を尽くして戦うスポーツマンとして描かれており、実に好感を持てました。
最後は少々呆気ない様にも思えましたが、余韻は読者がページを閉じてから味わう物と言う計らいでしょうか。
原作やアニメを読んでいてもコミカライズ作品を別物として楽しめる方、野球漫画ファンの方、そして伊藤伸平さんのファンの方にもお薦めです。
P.S.伊藤伸平さんのあとがきは創作時の苦労話が描かれて居ます。
まりかセヴン(1) (アクションコミックス)
このところ、「ヒミズ」とか「進撃の巨人」とか、結構ヘビーな漫画を読んでいたから、まりかセブンは、いいわ。
なんつうか。ね。
女子が変身して怪獣を退治する。言ってみればそれだけなんだけど…
まずもって、ギャグ調のテンポと、背景やらストーリー展開の大ざっぱさが、肩が凝らずいい。
そのくせ、どっか謎めいたところ、うん?何かあるぞ底流に的な余韻もあり、エコエコと叫ばずにどっか地球といきとし生きるもの(怪獣含む)への思いが見える(そのくせ、結構ばっさりやっつけちゃうんだけど)。
次も買うかといわれると、ちょっとだけ躊躇するけど、でも、しばらく見守ってもいいかな、と。