オンリー・ヒューマン
強化され、疾走チューンからミドル・チューンまで、美味しく聴かせてくれる。
この作品を最期に脱退してしまった(泣)オリヴァー・ハートマン(Vo)の悲哀に満ちた男らしい深み溢れる低域〜高域を巧みに使いつつもブルージーな節回しもこなす絶品歌唱、名手オラフ・レンクの破綻皆無の超テク・ネオクラ・ギターのトーンが運んでくる心地よさは、キーボードでごまかしがちな他の軟弱メロスピ・バンドとはまるで次元の異なるクオリティ。
疾走曲#1“The Time Has Come”で幕を開け、キャッチーなミドルテンポ曲#2“Only Human”、#4“Fly To The Rainbow”、クラシックのインスト#6“Four Seasons/Spring”、ラストのレインボーのカヴァー“I Surrender”まで、美味しい楽曲が目白押し。
それでもあまり日本でパッとしなかったのは、あまりに落ち着いた大人な雰囲気を漂わせる楽曲のせいなのか、ルックスのせいなのか・・・。
まあ軸が完全にVoとGrに置かれているために、中・低音主体の楽曲の雰囲気がやや重苦しく、画一的に聴こえてしまうのが原因かもしれない・・・。
それにしても評価が低い・・・。実際のライブではもっとパッション溢れるライブを展開するのだろうか・・・?観てみたいぞ〜!!
現Voのマッツ・レヴィンも素晴らしいと思うが、個人的には楽曲のクオリティも含め、オリヴァー時代の方が好み。
オリヴァー時代に来日して欲しかった・・・(ToT)
しかしこれだけは言える。ネオクラの名盤。
フェイシング・ユア・エネミー
ドイツの天才ネオクラシカル・ギタリストOlaf Lenk率いるAT VANCE待望の新作。
内容は良くも悪くもこれまで通りで、この手の音楽としては最高レベルのクオリティーと安定感はさすがベテランといったところ。
最近ピリっとしない本家本元のイングウェイ・マルムスティーンの代用品としても一級品(褒め言葉)ただいくらファンであっても
ちょっとマンネリ感は否めないところなので、何か新しい血が必要な気がしないでもない。
No Escape
ドイツのネオクラメロパワバンドの1st。今やアヴァンタジアで有名になったオリヴァー・ハートマンがVoを握っていた時代である。リーダーであるオーラフ・レンクはこれでもかと言わんばかりにネオクラスタイルのクサく鋭いリフを連発しそこに渋みのある圧倒的Voと共に疾走するキラーチューンも。カヴァーから判るようにルーツはクラシックロックなんだろうけどね。今聴いてもやはり初期は良い"
ジ・イーヴル・イン・ユー
2003年、AT VANCEの5thアルバムです。
このアルバムから、Vocalが、Oliver Hartmannから、Mats Leven (Yngwie etc)に変わっています。
Mats Leven効果は、かなり強いです!
AT VANCEには、「ネオクラ・メタル」という側面と、「パワー・メタル」という側面がありますが、
Mats Levenのパワフルなボーカルにつられるかのように、全体的に、「パワー感」がアップしています。
Gリフ, B & Drの織り成す「ドライブ感」は、特に素晴らしいです。
楽曲については、従来どおりに、
ハイスピード・チューンからパワーバラードまで、良く出来ており、飽きにくい作品です。
ただ、昔からのファンにとっては、Mats Leven効果が強すぎる感じもします。(好みの問題とも、思いますが。。。)
特に、演奏面についてですが、今までのAT VANCEにあった、
「Blackmore的な流麗メロディー」が、「Yngwie的なパワー・メロディー」に、変わってしまったような印象です。
「ネオクラ:パワー」の比率が、パワーの方に比重がよったかな?と、思います。
「今までのAT VANCEに対して、パワー不足、メタル度不足を感じていた人」に、オススメです。
「Yngwie(Mats Leven時代、Mike Vescera時代)ファン」にも、いい作品だと思います。
また、「昔からのAT VANCEファンには、多少慣れが必要か?」とも、思います。
(個人的には、前作「Only Human」の方が好きなので、差をつけて「☆-1」させていただきました。)
(参考)
日本盤は、ボーナストラック「Highway Star」(DEEP PURPLEのカバー)収録。
輸入盤は、ボーナス・ディスク付きがあります。
A Stranger At Green Knowe (Green Knowe Chronicles)
Oxford Bookworms LibraryのグリーンシリーズのStage 2(700語レベル)
語数 5,900 YL 2.6
故国・中国で両親と死別しイギリスにやってきた主人公Ping。といっても
Pingは本名でもなく、難民のための家で暮らすというような環境で、愛情に飢えていた。
そんなある日、動物園で見かけたゴリラHannoに共感を覚える。本物の家に
暮らさず檻に閉じ込められている環境が似ているだけではなく、
HannoもBlairという人間によって父親を殺され、家族と離された経緯を
持っていたからである。そんなHannoのどことなく自分と似た雰囲気を
察知したのである。
ある日、休暇でGreen Knoweという大きな古い家を一人で訪れたPingは、
Hannoが動物園から脱走した話を聞く。その逃げた場所は、どうもGreen
Knoweの近くらしい。
Pingは、Green Knoweの近くの森で遊んでいたところ、Hannoと遭遇する。
Hannoを全く怖がらないPingは、こっそりと食べ物を与えてあげる。
そのうちに両者の間には絆が。
しかし、動物園の関係者もHannoの居場所に気付き、銃を持ってHannoに
近づく…。
児童書としても有名な、子どもとゴリラを中心に繰り広げられる
ストーリーを楽しんでください。