追いつめられて [DVD]
「ブレード・ランナー」の憂いを帯びたアンドロイドを演じたショーン・ヤングは最高だ。リンチの大失敗作「砂の惑星」も良かった。ショーンを見るだけで救われる。ヤング・ファンなんて聞いたことないが私がそうだ。ショーンは女優さんになるまえはNYで医療事務員か看護婦さんとして病院勤務の私の大好きな?医療関係者である。この「追いつめられて」はスパイ映画で内容は書かないのがルールだがCIA用語の「モグラ」とだけ言っておこう。さて私の評価は満点だがそれはヤングのヌードがあるからにほかならない。ツンと上を向いた大きからず小さからず「芸術的」なお乳である。私の大好きな白いパンティ姿もある。共演はケビン・コスナー。ジーン・ハックマン。もう霞んでしまった。あーいい女だな。
追いつめられて【字幕版】 [VHS]
隠れた名作といわれている映画。監督は「ナバロンの要塞」「恐怖の岬」等を手掛けたJ・リー・トンプソン。
出演者は、ドイツ出身の国際俳優ホルスト・ブッフホルツ(「荒野の七人」「ライフ・イズ・ビューティフル」)と名優ジョン・ミルズ(「ライアンの娘」「大いなる遺産」「ガンジー」)と、ジョン・ミルズの娘ヘイリー・ミルズ。
本作の見所は、ドイツのジェームス・ディーンと呼ばれたブッフホルツの繊細な演技と、天才子役と呼ばれたH・ミルズの演技の素晴らしさ、J・ミルズのいぶし銀の名演技で、この3人の演技は第一級だと思う。
この作品でH・ミルズは各演技賞を受賞、後に「ポリアンヌ」で主演して、アカデミー子役賞を受賞している。
ストーリーは、純朴な青年(ブッフホルツ)の罪を目撃した少女(H・ミルズ)との間に芽生えた、不思議な連帯感と友情、少女の淡い初恋を軸にして、犯人を追う警視(J・ミルズ)の捜査が同時進行していく。
まず、冒頭の子供達が遊ぶシーンや、玩具に伏線が張ってあるところが巧みだと思った。
札付きのうそつきの少女が、ただ一つだけ話した真実が青年を追いつめてしまう展開も見事。
また、映画の終盤、青年を追跡・追及するシーンでは「これでもか」と見せ場が作られて、飽きさせない。
映画のラストの台詞も秀逸。
孤独な魂を抱えた少女と青年の心のふれあいを描いたシーンは抒情的で、青年が少女の恋心に気付くシーンがいい。
事件を追う警視VS少女=J・ミルズ親子の演技合戦も、目が離せない。
ポーランド人の青年をかばう人達が、少女以外はみな異邦人や移民で、虐げられた弱者や敗戦国の人間であることにも注目した。
船上の青年の言葉に傷ついたH・ミルズの演技は、ラストシーンに至っては「もはや少女ではなく女」を感じた。
私は本作のDVDを所有。メニュー画面は日本語字幕あり・なしの選択のみ。
生きる (CCCD)
二年前の夏、就職活動にことごとく失敗して自暴自棄になっていた僕に、当時付き合っていた彼女がプレゼントしてくれたのがこのアルバムでした。タイトルは「生きる」・・・。初めは気力の無い僕へのあてつけかと腹が立ちましたが、聞いてみて、彼女は本当に僕を立ち直らせようとこのCDを送ってくれたのだと気づきました。
スリリングなビートに、K DUBの誇張の無いストレートなリリック。
決してラップは上手くは無いけれど、体裁を気にせずに自分の心情を素直に表現するその姿に、人によく見られたいと演出しようとしていた自分が恥ずかしくなりました。
僕がこのアルバムに出会わなければ今こうして立派に社会人として過ごせていないでしょう。
音的には星3つですが、残りの星2つは彼女に捧げます。
追いつめられて (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
カーリーは事故で亡くなったリックとの間に子供をもうけていた。大富豪
であるリックの両親は金銭と引き換えに自分たちの孫である赤ん坊のクリス
を渡すように迫ったが、カーリーは譲らず、クリスと共に行方をくらましたのだった。
それから6年後リックの友人で私立探偵のジェイクがようやく二人を見つけ
出した。彼はリックの両親がカーリーとクリスの消息を依頼していた
大手探偵会社から独立し、自分の会社を持っていた。そのため、好奇心は
あったものの依頼をされていたわけでもないので、親元には知らせず、
徐々にカーリーに近付いていった。
カーリーは食堂で働きながらも、絵を描き生計をたてていた。ジェイクは
自分が探偵であることを隠したまま彼女と付き合うようになるが、ジェイクの
元同僚がジェイクに尾行を付け、カーリーとクリスの居場所を突き止めてしまった。
興味深くハラハラする展開なので、一気に読んでしまいました。ここに描かれている愛はカーリーとクリス、カーリーとジェイクのみならず、
カーリーの周りの人物たちさえも、シングルマザーであるカーリーの強い
見方です。
それぞれに苦い思いでもあり、随所に回想が盛り込まれていて、飽きがきません。とくに6歳になったクリスの回想は心和む部分でもあります。
追いつめられて (ノン・ポシェット)
手元に読む本がなくなって、本棚の小池真理子コレクションの中から久々に手にとって読んでみました。日常に潜む恐怖、女の心理、見事な結末のつけ方、本当に面白いです。最近の小池氏は中高年の恋愛物が多く、こうした小気味よい短編の創作は影を潜めていますが、もっともっと読みたいです。