葛飾にバッタを見た (紙ジャケット仕様)
なぎらけんいち初期の傑作のCD化だ、下町育ちの彼らしさが随所で見かけられる、1曲目は昭和の銀次のインストルメンタルラグ、オ-ルドフォ-クソングスタイルの3曲目まけ犬、聴き所はやはり7とアルバムタイトルにもなっている8だろう彼の心のヒ-ロ-、ウッディ-やジャックが得意としたト-キングスタイルを日本語でやってしまった、これは彼以外真似のしようがないなぎら独特のスタイルだ、なぎら流ジャパニ-ズト-キングブル-スの始まりだ。その昔江戸末期から明治初期にかけて関東一沿を仕事場にしていたスリの親分仕立て屋銀次を昭和の時代に蘇らせた1曲、9の昭和の銀次気持ちの良いブル-グラススタイルに仕上がっている初期の傑作の中の1曲だろう、2と10はいかにもなぎららしい歌詞だ、聴いていて寅さんが眼に浮かぶ、10はアメリカのフォ-クソングで有名なレッドリバ-バレ-を、11はレッドベリ-で有名なミッドナイトスペシャルが下敷きとなっている。
録音は'72、'73年。
就活前に読む 会社の現実とワークルール
大きく分けて前半では、今の企業の実態が、とくに影の側から、
記述されている。実際の事件・裁判で知ることができる。
たとえば、電通、日本マクドナルド、オリックス、クロスカン
パニー、兼松、関東リョーショク、九九プラス、日本ファンド、
中部電力、小田急レストランシステム、下関農業協同組合、光
文社、コーセーアールイー、トヨタ自動車、キャノン、東芝、
沖電気ネットワークインテグレーション、富士通ソーシアルサ
イエンスラボラトリ、フォーカスシステムズ、ニコンとアテス
ト、新興プランテック
それぞれの企業で実際にあった過労死のケース、労災認定され
た労働状況などが紹介されている。
一方後半では、質問形式でワークルール(働く人は誰もが知ってお
きたい基本的かつ必要な知識)がわかりやすく述べられる。この部
分こそが本書のタイトルに沿った内容である。就業規則が会社でど
う扱われているか?、あっても従業員に見せない場合どうするか?、
内定の法律的意味とは?、退職は会社の同意はいらない(一方的に
できる)?……
続 関西フォークの歴史 1966-1974 (3)
1975年4月にLPで発売されたもののCD化。当時の編集・選曲である点に後に出たオムニバス編集盤と違う点を見つけることも楽しい。この時代を懐かしむ聴き方と、後追いでルーツを探る聴き方があるが、いずれにおいても何曲かが収録されていないのは残念だ。
オリジナルLPにあってCDに収録されなかったのは、岡林信康の5曲、「ラブ・ゼネレーション」「手紙」「性と文化の革命」「愛する人へ」「つばめ」。このうち「ラブ・ゼネレーション」と「愛する人へ」「性と文化の革命」は『見るまえに跳べ』で、「手紙」は『わたしを断罪せよ』で聴くことができる。ライブ盤『狂い咲き』では「手紙」「性と文化の革命」「愛する人へ」「つばめ」を聴くことができる。