モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル [DVD]
これはモンティ・パイソンが作った初めての劇場用映画です。本国イギリスでは1975年に封切られていますが,何故か日本で封切られたのは1979年になってからなんですよね。
もちろん,私は見に行きましたよ,それも当時付き合っていた女の子と一緒に(しかし,女の子とデートで見る映画じゃないよな(^^;)。
このDVDは本編DiskにボーナスDiskと70Pの『モンティ・パイソン全記録』が付いた豪華版となっています。しかも本編にはメンバーによる解説の他,あの日本語吹き替えまで収録されているのですから,これだけでも買う価値がありますよね(たとえ値段が少々お高くとも(^^;)。
ボーナスDiskの方も,当時のメイキングや,撮影から25年後にロケ地を訪ねた映像等,モンティ・ファンにとっては嬉しい映像がたっぷり入っています。
モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル [DVD]
藤村俊二のナレーション「このモジャモジャは、オケケが見えると」がカットされていますが、これはまあDVDが無修正なので矛盾するためカットということで問題ないと思いますが、他にもうさぎが守る洞窟に入って、岩に刻まれたアリマタヤのヨセフの遺言「アア〜」を読むシーンが英語になっていたりします。ここは確か日本語音声がちゃんとあったと記憶しているのですが。
TV版DVDも音楽の権利というだけでは納得できないBGMのないシーンでの日本語の欠けがありましたし、なんかソニーピクチャーズ、仕事が変な気がします。
モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル [Blu-ray]
パイソニアにとっては待ちに待ったホーリーグレイルのBDの登場。
『ライフ・オブ・ブライアン』の初発売から全然音沙汰なかったのが不思議なもんでしたよ(DVDは一番遅かったのにねぇ)。
しかし残念な事に、再DVD化の際にユニバーサル版から削除された吹替えの一部は削除のままです。
ちなみに自分、今でも鑑賞はユニバーサル版なので今回初めて一通り吹替え版を鑑賞したのですが、
かなり削除されていたんですね。ほとんど別物化していて寂しい状態です(ちなみに5.1chでの収録です)。
後何故かは知りませんが、オープニング前に"フィルムの間違い"の所が全面カット!何故?
故に本編は全体的に不完全と言えるので購入は今回は控えよう・・・・
なんて考えるのは甘いぞ、和製パイソニアの豚共!※
なんたってBlu-ray!
画像のクオリティが半端無く向上しております。
『ライフ〜』より古くまた低予算の作品なので、全体的にシーンによってムラはあるものの、
これ以上は無理だろうというぐらいにレベルアップ!
「あそこシーンは写真だったんだ!」とか「フィルムの汚れがはっきり見える!」とか新しい発見ができます。
そしてパイソニアの豚共※にとって今回一番の注目点は
未公開シーンとNGシーン、そして未公開のアニメーションが特典収録されている所でしょう。
正直これだけでも十分に笑える内容になっています。
また未公開シーンとNGシーンではテリー・ジョーンズが姿を見せてそれぞれ解説してくれます。
「当時は大変だったという思い出しかないけど、結構みんな笑っているね」と語る所はなんか微笑ましいです。
未公開アニメーションではテリー・ギリアムが音声だけですが解説を。
かなり愚痴っぽい解説で、"アニメーションの道を諦めて実写映画の世界に進んだ真実(笑)"を語ってくれたりします。
ということで残念な部分はあるものの、それら補うほどの内容にはなっておりますので、
パイソニアの豚共※にとっては購入価値はとってもとってもありますわよ〜ん。
※アタシも含む
モンティ・パイソン・アンド・ホーリーグレイル(1枚組) [DVD]
テレビ東京系列の「勇者ヨシヒコと魔王の城」が構想を得た、いわば元ネタ。
この作品そのものがパロディ作品であり、「勇者ヨシヒコ・・・」はドラクエ+この作品のオマージュと言える。
イギリス作品らしくブラックなギャグが満載であり、山田康雄や広川太一郎のおなじみの吹き替えも今となっては懐かしい。
私の場合「勇者ヨシヒコ」を先に見たので、ついオマージュの部分を捜してしまったが、この作品を先に見ていればそれなりに楽しめると思う。
残念なのは、日本語吹き替えが欠損している部分があり、またフォトギャラリーなどの映像特典は無い。
(音声特典はあるが、メインメニューにはある「特典メニュー」は機能しない)