たがみよしひさ作品集 1 SF・ホラー編
1:SF・ホラー編、2:ミステリー編、3:アクション・ドラマ編に分かれていて、それぞれ作者のセンスを堪能できます。
おそらくは「ホラーとミステリーの間にある、人間の性質の闇の部分」への誘導に絶妙の味があるのだと思います。
闇に関するストーリーは意外性に包まれていますが、同時にやはり人間ならではのものです。
そしてコミカルに!!
軽井沢シンドロームSPROUT episode7 (ヤングチャンピオンコミックス)
・・・と思わず言いたくなるような最終巻でした。
途中作者さんが重病になられて詰め込み過ぎの最終回になってしまいましたが。
個人的に嬉しかったのは耕平とノンのドラマを20年ぶりに決着をつけてくれたことです。
ああいう男女の関係は賛否両方あると思いますが、
耕平のいないノンの生涯は本当に考えられなかったので。
あのヲチは本当に感慨深かった。
本当にいいお話をありがとう、たがみさん。
軽井沢シンドローム アニメバージョン [DVD]
『軽井沢シンドローム アニメ・ヴァージョン』というタイトルからは、一見、如何にも『軽井沢シンドローム アニメバージョン』(1986年3月21日発売)のDVD化であるように錯覚されてしまうのですが、内容自体は、最初にアニメと実写で制作された『軽井沢シンドローム』(1985年7月5日発売)の実写部分だけを機械的に切り取ってアニメ部分のみにしたもので、収録時間も予告編込みで69分と短くなっています。
実写部分がごっそりと削除されている分、大切な台詞の数々や、記憶に今も鮮やかな音楽が相当量抜け落ちており、その為、物語の流れが唐突に変わったり、登場人物の心の動きが急に見えなくなってしまったり……オープニング曲に至っては全てカットされているという大変な状況となっています。最初、ジャケット裏の「このDVDはオリジナルマスターから、アニメバージョンに致しました」云々――という注意事項に気づかずに見始めてしまい、「何かおかしい、何か変だな……」と首を傾げながら本編を見終えた後、エンディング・クレジットに、実写部分出演の女優さんらや、実写部分担当スタッフ諸氏のお名前までが流れたのを見て、初めて「ああ、それで!」と納得したような次第です。
制作当初から、何故、この作品に実写部分の挿入が必要なのか、制作側の意図が今一つ解らなかったのですが、その実写部分だけが無いこのディスクもまた、発売・販売側の思惑が読み取れない「別作品」となっている感じです。ベテラン揃いの声優陣の見事な声演を、「デジタル形式のダイジェスト版」のような形で取り敢えず手元に確保出来た、というだけでも、ひとまず星3つの価値はありますが、作品そのものの魅力は残念ながら半減しています。
将来、1986年発売の『軽井沢シンドローム アニメバージョン』がノーカットでDVD化されたならば、必ず購入して、迷わず星5つを送ります。
UNDER GROUND 1 (ヤングチャンピオンコミックス)
買いです。と言うか、買うのが義務です(笑
文庫版で「たがみよしひさ集」が出ました。
しかし、アンダーグラウンドは掲載されていませんので。
コンプ&読んでみたい方はどうぞ。
原作付なので破綻は無いですよ。