まあ、アニメ「2つ」に主題歌担当で起用されれば、その歌手としても知名度はそれなりに上がるのでは、と私も思います。この人の場合も、「スラムダンク(平成5年10月〜平成8年3月)」のED曲初代だった「1-6」と、「中華一番!(平成9年4月〜平成10年9月)」のOP曲初代だった「2-7」に注目ですよ(^.^)。この2曲両方が揃ってこその「満点評価」なんですよ、私の考えでは。
大黒摩季のほとんどを味わえる!!おすすめ度
★★★★★
WANDS、ZARD、DEENなど「B-Gram records」に所属するアーティストが邦楽界を賑わせていた時期に同じく活躍していたのが、大黒摩季。
ハスキーボイスにとかく気が行ってしまいがちですが、彼女の魅力は何と言ってもその圧倒的な歌唱力でしょうね。
あれだけの高いキーを軽々と、しかしダイナミックに歌い上げてしまうのだからやはり凄いと思いますね。
本作品は、ベスト・オブ・ベストと呼べるだけの内容となっています。
今世の中に出しても流行るのではないかと思えるくらい、色褪せない魅力を持った曲がギッシリです☆
当時のブームの中でおすすめ度
★★★★★
90年前後のバンドブームが下火になる頃、代わって現れたZARD・WANDSを筆頭とするビーイングブームが92-93年に吹き荒れた。彼らの共通点はビーグラムレコード会社に在籍していた事や織田哲郎を頭とする有能なブレーンに支えられていたという事だ。それ故に特にサウンド面において彼らには何かしらの共通項を見出すことができる。
勿論、大黒もまたこのレコード会社に在籍していてサウンド面でも類似性を感じたが、同ブームにおいてZARDと共に紅一点的な存在だったために、異彩を放っていた。更には、「DAKARA」のような80年代中期を彷彿とさせるようなダンスサウンドを楽曲に混ぜ込む事で、当時80年代ディスコブームを知らない若年層に新鮮さと興奮を与えたのも事実だろう。加えてビーイングに共通する古来の邦楽的美メロを軸とする親近性あるサウンドとは対照的に、男性に対して圧倒的な主導権を持つかのような強気な女性を歌詞に含ます事で、更にこのブームにおいて一線を画していた気がする。同時に、上記のダンスサウンド故の強烈なビートを伴うドラムと腹の底から鳴るベースが更に強気な女性としての歌詞の迫力を高めた。当時は、ブラックタイプミニコンポがとてつもない流行を呼び「重低音ボタン」なるものが大抵付属していた。それを頻繁にオンにしていた歌手こそ大黒だった。
ビーイングブーム系歌手といえば、とかくそのお祭り的なノリが当時先行されがちだったが、彼女の曲を良く聴くと卓越したボーカル力を再認識されるのだ。メジャー以前からライブハウス等で下積みを経験していたと聞いた記憶がある。また、ブラックサウンドにルーツを求められそうな雰囲気もある。そのような経緯は、DEENにも言えることだ。
イメージ先行なビーイングブームの中で、織田・栗林系の美メロは言うまでも無いが、彼らの知られざる歌唱力に目を向けるのもまた良いかもしれない。
はっきりいって、すさまじい出来です。
おすすめ度 ★★★★★
言うまでもなく最高峰
。ファンであれば購入価値は高いかと存じます。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。