小笠原流宗家・学校弓道の重鎮による強力なコラボ。単なる観念論に囚われず、科学的・合理的に射法を解説している。初版が40年前の執筆なので内容に古い面もある(例えば四つがけのダメな例『三つ四つ』は、現在では招き猫型として認知されている)が、かなり深く掘り下げられた内容は称号者にも読み応えがある筈。
ただ、モノクロ写真に荒いものが多く、また小さいためかなり見辛い。ビジュアル全盛の今日ではちょっとキツイかもしれない。まあ、これも執筆された時代を考えれば容認しなくてはならないであろう。
非常に信頼が置けるおすすめ度
★★★★★
小笠原流先代宗家である小笠原清信さんと、小笠原流の代表的な門人である白石暁さんの著です。そのため内容に非常に信頼が置け、安心して読むことができます。
題名どおり写真を豊富に用いて、弓具の扱い方から八節、礼法まで十二分に解説してありますから、「弓道教本は読みにくい…」と思っていらっしゃる方や、なお知識を深めたい方には最適だと思います。
また、日置流で稽古している方には『やさしく教える弓道教本』がこれに匹敵する名著でしょう。これから弓道を始めたい、または始めたばかりという方には『うまくなる弓道』をお薦めします。
オールマイティーおすすめ度
★★★★☆
この本は初級者~上級者と幅広く読める。射法八は節基本的なことが多く、「詳説弓道」と比べると内容は薄いと思う。しかし道具の取り扱いや体配、トレーニング、癖の直し方などのページは中級以上の「弓」をもっと知りたい人には、とても参考になると思う。また中級以上でも射法八節の解説には多くの写真が使われているので、これもなると思う。
このようにこの本は初心者は基本を、中級者以上は弓をより知ることができるのでなかなかいい本だと思う。中級者以上で射法が知りたい人は詳説弓道を読むといいと思う。
すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★
出来は非常に良いです。とにかくこれは絶対買いだ!
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!