とても緻密にデータとともに、メニューから、BARの造り等まで書かれています。旅行記のような本が多い中（それはそれで好きですが・・・）もっと本格的・具体的にスペインとBARの関係、BAR自体のことを知りたいと思っている方には、うってつけの本。著者の鋭い観察眼で書かれた文章には、正確さを伴う安心感のようなものがあり、読んでいて、確実な情報を得ているという確信が持てるようになってきます。日本でスペインBARのようなお店を出したい方に、おすすめしたいです。

未だにMD引っ張り出してやりたくなる味のあるSTGだ。見てくれは地味だが、随所に高技術の演出が見られ、マシンの性能を鑑みると、おおっと唸ること必至。面白くなるのは中盤以降で、芸の細かいことをしてくれるボスがいて倒すのに燃えた。移植の際、新たに加えられた面も秀逸で、本作屈指の名BGMが流れる。
自機が取得できるウエポンはハズレがなく(インセクターは射撃の妨げになることも多いが)、どれもが役立ち、この孤独な戦場で心強い友となってくれた。
その延長に悲壮感に満ちたエンディングが待っている。すべてを失った戦士はどこへ去りゆくのだろう?

　ジュリア・マッケンジーは英国では有名な女優で演出の経験もあるベテランです。マープル役としては小柄ながら若い者の歩調に必死で合わせたりして、お茶目で心優しいマープルを演じています。原作を尊重したBBCの作品も良いですが、グラナダ版は脚本家が工夫をこらしたところを楽しむのが一興と言えましょう。TV映画データベースのIMDbのレィティングは面白さの参考になりますが、だいたいユーザーの評価平均値が6.5以上なら、かなり面白く見られると思ってよいのではないでしょうか。この評価値には原作との比較によるポイントは入っていないと思います。なぜなら原作にはないオリジナルのマーガレット・ラザフォードのマープル作品（クリスティーが酷評したという）が約7.0と高い評価がされているからです。IMDbの評価平均は「ポケットにライ麦を」が7.2（425票）、「殺人は容易だ」が6.7（507票）、「なぜエヴァンスに頼まなかったのか」が6.2（442票）、「魔術の殺人」が6.9（335票）でした。「なぜエヴァンスに頼まなかったのか」の評価が低い理由は、陰惨な人間関係が表出してきてしまうことにあると思います。救いのない話なので。
　「殺人は容易だ」にはBBCの「シャーロック」のホームズ役カンバーバッチが青年警官役で登場しています。

ＤＶＤと比較しての感想ですが、色も鮮やかで綺麗ですし
音声もノイズが減って、全体にクリアになった気がします。

赤毛連盟のダンカン・ロスの鼻毛や、モリアーティ教授の
爪が異常に長いことにも気づくくらい鮮明ですよ。（笑）

ＮＨＫ版が好きな方も多いと思いますが、（私も）
ノーカットで吹き替えがあるのも良かったと今は思います。
ＮＨＫで時間の関係上カットされたシーンにも意味があるし
新たに追加された吹き替えにも、だんだん慣れてきました。

とても丁寧な説明書や、DVDまでついて分かり易くたすかりました。ありがとうございました。