文句なく面白い劇場版！
当時、最高のクオリティと思えたガンダム劇場版のクオリティを
惜しみなく投入して、安彦キャラが動き回る！

そして作画スタッフの遊びも、そこかしこに！

吾妻ひでお、大友克洋、その他の豪華なキャラ＆メカデザインが
動く動く！

安彦監督が目を光らせて修正しまくった
超！丁寧な「人の力」による作画！
モデリングした物を「機械の力」で動かし、
どれを見ても同じ動きのCGに比べたら
動いている絵の気持ち良さは、雲泥の差です！

CGで動いている物には
何のケレン味もありません。

セルに１枚１枚色を塗り、カメラで撮影しているからこその空気感。
CGから直接取り込んで塗りムラの無いベターッとした絵ではありません。

ミネルバの周りをカメラが回転しながらファイター１＆２を格納するシーンと
板野一郎作画によるファイター１とマーフィーパイレーツの戦闘機とのバトルは
感動です。
これをCGでやっても何の感動も生まれません。

　筆者はマンガの出版事情には詳しいと思うが、エンターテインメントとして過不足無く読ませる。２時間ドラマの原作なら最高。ただ競輪についての描写はあまりないのでそこに期待している人には勧めない。もうすこしガールズケイリンの説明があれば親切と思うけど、シリーズ物なのかな。

先に改訂版を読み、それから背表紙がグリーンのソノラマ文庫初版を読んでみた。改訂には賛否両論あると思うが、個人的にはオリジナルの方が良かった感じがする。改訂版は、何か無駄な台詞や描写をくっつけて丁寧というよりテンポが悪くなっている気がしてならない。ラストもオリジナルの方がスケール感あって良い。

読み終わりましたが、久しぶりの執筆だからなのか、以前のような文書表現とは違いますが、面白かったです。