勝手にしやがれ【字幕版】 [VHS]
久しぶりに見ました。ですが今見ても全然古さを感じさせないところがすごいですね。それどころか見るたびに新しい発見があります。ごく単純なストーリーの底に普遍的なものが流れているからなのでしょう。この映画に代表されるような常軌を逸するほどのやさしさを持った男はフランス映画によく出てきますが、悲しいことに女にとってはそのやさしさが疎ましくなるときがあるのですよね。しかしこの男はほかの誰もが出来なかったことをやってのけました。それが「不老不死で死ぬ」ことだったのです。それはまさにこの映画が長年見つづけられているということで証明しています。
勝手にしやがれ
もう少し詳しい説明でも良いと思うところも散見されますが、全体的にまずまずだと思います。私はパトリシアが「無と悲しみがあるうち、私は悲しみを選ぶ。」といったのに対しミシェルの「そんなんじゃだめだ、オール・オア・ナッシングでなければ」という件をぜひフランス語のまま理解したいと思ったので、それだけでも十分元は取れたと思っています。
勝手にしやがれ!!
ピストルズの一番の魅力は、ジョニー・ロットンの歌う歌だと思う。
僕は不良じゃなければパンクスでもない。
デカダンスへの憧れも別に無いが、このアルバムが大好きだ。
なぜなら、ここには僕を楽にしてくれる歌があるからだ。
しかしそれはメロディとかリリックとかをややこしく説明するようなレベルではなく、
口を可能な限りおっぴろげて、バカみたいな声で
「ア~~ィア~ムァ~ンナンチクライストォァッ!!!!!」
(I am an anti-Christ)
てな事を堂々と歌えることにたまらなく魅力を感じるからだ。
彼らはロック史上でも稀に見るくらいにバカなことをやったバンドだと思う。
しかし、本当にバカだったのではなく、完全に演じていたのだ。
ライドンにいたっては未だに・・・。
そして、そうすることによって、縮こまった世の中を笑い飛ばした。
そこにピストルズの存在意義があるように思う。
時に傍若無人に笑いながら、時にふざけてムセ返りながら、
しかし言いたい事全てをたった1枚のレコードで言い切ってしまうジョニー・ロットンの歌声に、
きっと何かを突き動かされるに違いない。
『ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン』において繰り返される「No future」という言葉に、
僕は未来への希望を感じてしまうのだ。
僕は不良じゃなければパンクスでもない。
デカダンスへの憧れも別に無いが、このアルバムが大好きだ。
なぜなら、ここには僕を楽にしてくれる歌があるからだ。
しかしそれはメロディとかリリックとかをややこしく説明するようなレベルではなく、
口を可能な限りおっぴろげて、バカみたいな声で
「ア~~ィア~ムァ~ンナンチクライストォァッ!!!!!」
(I am an anti-Christ)
てな事を堂々と歌えることにたまらなく魅力を感じるからだ。
彼らはロック史上でも稀に見るくらいにバカなことをやったバンドだと思う。
しかし、本当にバカだったのではなく、完全に演じていたのだ。
ライドンにいたっては未だに・・・。
そして、そうすることによって、縮こまった世の中を笑い飛ばした。
そこにピストルズの存在意義があるように思う。
時に傍若無人に笑いながら、時にふざけてムセ返りながら、
しかし言いたい事全てをたった1枚のレコードで言い切ってしまうジョニー・ロットンの歌声に、
きっと何かを突き動かされるに違いない。
『ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン』において繰り返される「No future」という言葉に、
僕は未来への希望を感じてしまうのだ。