見所はなんといっても主役の滝田栄を演じる飯塚毅だ。表情や立ち居振る舞いで滝田栄が感じた苦しみや信念

を表現できている。すっと伸びた背筋は東京タワーくらいの高さまでオーラを発しているようだ。

滝田は後にTKC（栃木計算センター）を作ることになる税理士だ。税法の範囲内で別段賞与という会計処理を考え出し、これを顧問をしている中小企業に進める。中小企業の立場に立ってできるだけ無駄のない節税を考えた末のことだった。

まったく違法性のないこの処理に国税当局は脱税の容疑をかけ徹底的に圧力をかけてくる。それに屈してしまっては中小企業は救われない。穏便にしかし、信念に従って滝田は戦い続ける。

信念に貫かれた人生というのはこうも美しいものかと思った。また、国会議員と話ができるということはこういうことができることなのかと思った。

図書館で借りた本、珈琲を飲ませて弁償…　　あちこち探しました。無事納めました。
さまさまです。

事実に基づき、当時の逸話や人間の生々しいやり取りを交えつつ再構築した本。
エンターテイメント性はあまりないですが、その分事実の誇張や歪曲も少ないのではないでしょうか。
時系列ではないことや、登場人物の多さで少々混乱される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、戦後日本を支え、発展させてきた人間たちの人物像や、その気概に触れつつ歴史を学ぶ、
興味深い本だと思います。

　オリックスの宮内氏をモデルにしたとおぼしき経済小説で、元は「週刊新潮」に連載されていた実録風の長編モノのよし。もっとも、規制緩和の旗振り役を務めつつ、小泉氏や竹中氏とタッグを組み、新自由主義を標榜する一方、内実は規制緩和の「成果」を自らの事業拡大に誘導してみせた、というあからさまな政商ぶりは、上巻ではさほど踏み込んでは描かれてはいない。全体に淡々とした展開というべきか。また、どこまでが取材に基づく事実なのか、どこからが創作（憶測）なのか判然とせず、面白いエピソードも期待したほどに多くはなかった。下巻の急展開を期待することにしたい。

購入はしていませんが、良さげな感じです。

『トラベル ひげ剃り』の検索ワードで、この商品も候補に入ってました。ひげ剃り機能が付いてるなら、買って損はないでしょう。
もっとも、リングサイズのひげ剃りでしょうから、非常用もしくはスポットのひげ剃りとして使うのが良いと思います。

Amazonは検索機能がチープだと思ってましたが、こういう隠れた商品を見つけ出してくれるので、侮れません。