愛と平成の色男 [VHS]
この映画は 大好きである。森田の傑作というわけではないかもしれないが なんと言うか大好きである。DVDになったら直ぐ買うつもりだが DVDになるという噂も聞かない。ならないのだろうか?
石田純一が 昼間は歯医者、夜はサックス奏者で 24時間活躍するというたわいの無い話だ。当然ラブコメであり 出てくる女優も 財前直美、武田久美子、鈴木保奈美、鈴木京香といった具合である。今考えてみても この女優陣は 豪華絢爛と言って良い。鈴木京香の映画デヴュー作でもあったと思う。
そんな豪華な映画だが いかんせん石田純一のラブコメである。重いわけもなく ひたすら軽やかに恋のさやあてがつづく。それだけだ。
森田映画でも「軽み」に味のある作品がある。処女作の「のようなもの」であるとか ポルノながら「ピンクカット 太く愛して深く愛して」等は 変な話 安心して観ていられる。本作もそんな一本だ。
早くDVDになってくれないものか。
石田純一が 昼間は歯医者、夜はサックス奏者で 24時間活躍するというたわいの無い話だ。当然ラブコメであり 出てくる女優も 財前直美、武田久美子、鈴木保奈美、鈴木京香といった具合である。今考えてみても この女優陣は 豪華絢爛と言って良い。鈴木京香の映画デヴュー作でもあったと思う。
そんな豪華な映画だが いかんせん石田純一のラブコメである。重いわけもなく ひたすら軽やかに恋のさやあてがつづく。それだけだ。
森田映画でも「軽み」に味のある作品がある。処女作の「のようなもの」であるとか ポルノながら「ピンクカット 太く愛して深く愛して」等は 変な話 安心して観ていられる。本作もそんな一本だ。
早くDVDになってくれないものか。
SCANDAL DVD-BOX(5枚組)
放映時も毎週欠かさず見ていたが、印象的な作品だったので再度見たいと思いDVDを購入した。
まず、それぞれ主演級の女優が4人出ているキャスティングは特筆物。目新しさだけがウリのアイドル系の人気俳優が出ていない所も安心してみていられる。
ストーリーはやや破天荒だが、人気脚本家の作品だけに一つ一つのセリフの面白さが際立っている。下手をすればただのハチャメチャ劇になりそうな人物設定もツボを押さえたもので、大人の鑑賞にも堪えうる作品だと思う。
まず、それぞれ主演級の女優が4人出ているキャスティングは特筆物。目新しさだけがウリのアイドル系の人気俳優が出ていない所も安心してみていられる。
ストーリーはやや破天荒だが、人気脚本家の作品だけに一つ一つのセリフの面白さが際立っている。下手をすればただのハチャメチャ劇になりそうな人物設定もツボを押さえたもので、大人の鑑賞にも堪えうる作品だと思う。
恋人よ [DVD]
ドラマには不倫、離婚、死などやや非日常的な展開がつきものです。そこに魅力的な主人公、華やかな舞台設定、美しい風景などをちりばめ見る側の関心を惹くように作られるのだと思います。この点、「恋人よ」は典型的なドラマとも思えます。その展開は尋常でなく激しいものです。結婚式場や新居での偶然な出会い、不倫の発覚、出産、離婚、闘病、そして主役の4人が再び心を通わせるラストまで「安心して」見られる場面はほとんどありません。予定調和のドラマを見慣れた私には、当初一見幸せな生活を棒に振った4人が痛々しく思え、後味の悪さを感じていました。
しかしさらなる幸せを将来に向け追い求める気持ち、対して過去をいとおしく思う気持ち、いわば心の焔は誰にでもある。状況によっては、本作のように胸騒ぎを覚え、一線を越えてしまいたい思いに衝き動かされることもあるのではないでしょうか。それぞれの感情表現が秀逸です。何度も見返した今は、当初思った痛々しい感じはしなくなり、自分の気持ちに忠実にあろうとして無理な行動に出ながらも、別れた人を最後まで思いやるような複雑で奥深い心の動きを、肯定的に捕らえたいと思っています。
鈴木保奈美が演じる愛永の心の焔が、周囲を巻き込み状況を一変させてしまう様には目を見張るものがあります。秘めた情熱を燃え上がらせたものの、愛する人に理解されず、重い病気にもなり、彼女は深い孤独に陥ります。しかし、その後彼女がかけがえのない人であると気づいた者たちは恩讐を越えて、彼女の余生を最高のものにしようと再度集まります。
映像とセリフの放つ強い説得力は、見るものの関心を惹こうと細工された「ドラマ」のレベルではありません。三浦半島や沖縄の美しい映像をバックに、役者としてピークの時期に撮影された主役4人の充実した演技を味わうことのできる秀作です。
しかしさらなる幸せを将来に向け追い求める気持ち、対して過去をいとおしく思う気持ち、いわば心の焔は誰にでもある。状況によっては、本作のように胸騒ぎを覚え、一線を越えてしまいたい思いに衝き動かされることもあるのではないでしょうか。それぞれの感情表現が秀逸です。何度も見返した今は、当初思った痛々しい感じはしなくなり、自分の気持ちに忠実にあろうとして無理な行動に出ながらも、別れた人を最後まで思いやるような複雑で奥深い心の動きを、肯定的に捕らえたいと思っています。
鈴木保奈美が演じる愛永の心の焔が、周囲を巻き込み状況を一変させてしまう様には目を見張るものがあります。秘めた情熱を燃え上がらせたものの、愛する人に理解されず、重い病気にもなり、彼女は深い孤独に陥ります。しかし、その後彼女がかけがえのない人であると気づいた者たちは恩讐を越えて、彼女の余生を最高のものにしようと再度集まります。
映像とセリフの放つ強い説得力は、見るものの関心を惹こうと細工された「ドラマ」のレベルではありません。三浦半島や沖縄の美しい映像をバックに、役者としてピークの時期に撮影された主役4人の充実した演技を味わうことのできる秀作です。