荒天の武学 (集英社新書)
素直に面白かった。やはりこう言う本は収録されているエピソードの内容が読み手の常識からかけはなれているほどおもしろい。そのため、光岡氏のハワイ時代の話だけだと対談としては内田氏でなくても成り立つような本と言える。特に武というものを志す人間にとっては光岡氏の話すエピソードを読めば得るものは多いだろう。
しかしながら、それだけでは本文に述べられているようなテクニックを求めてしまう段階である。残念なことに深い内省をもって自分を観ること無しに武の先はないらしい。
内容において難しい部分もあるが、それは自分がどれだけ深い思索ができているかの試金石だろう。この面で対談相手がおいて内田氏である意味はあるのだろう。特に興がのった内田氏の表現はちょいとむずかしい。反対に光岡氏は平易な言葉で内容がむずかしく、その対比は興味深い。
個人的には本当ですか?と言う相槌は
気にくわない。
しかしながら、それだけでは本文に述べられているようなテクニックを求めてしまう段階である。残念なことに深い内省をもって自分を観ること無しに武の先はないらしい。
内容において難しい部分もあるが、それは自分がどれだけ深い思索ができているかの試金石だろう。この面で対談相手がおいて内田氏である意味はあるのだろう。特に興がのった内田氏の表現はちょいとむずかしい。反対に光岡氏は平易な言葉で内容がむずかしく、その対比は興味深い。
個人的には本当ですか?と言う相槌は
気にくわない。