ある冬の日，大沢温泉で読んだこの文庫本がきっかけで，私は「辻静雄」にはまることになった。
辻がフランス料理を「学んで」いく姿は，ジャンルを超えて胸を打つ。
徹底した文献の渉猟，料理人や研究者の胸に飛び込んで本物に触れてゆくさま，そして，本物を極めようとした人だけが味わう孤独・・・。
レシピを記述することを通じて，本来の素材や調理技術そのものに「美味」を語らせる著者の手法も，本書のおおきな魅力。
この本を読んだ後は，ここで「辻静雄」を検索し，新潮文庫を中心に読み進めれば，あなたも辻ワールドのとりこになること，請け合いです。

何も知らずにTVを見ていた頃を思い出しました。近年までの経過を続編として読みたくなりました。

おもしろい。

ページの割りにほぼ一日で読みきってしまいました。

野球をまったく知らない人にとっては若干苦しいかも。

わたしは野球は好きなので、完全にのめり込みました。

野球独特の感覚・ドキドキを

「活字」であらわせるってほんとうにすごい。

これよりいい野球小説ってあるんですか。