うつうつひでお日記 その後 (単行本コミックス)
漫画は作者と編集者とアシスタントの共同作業で作られる一種の工芸品である。
当然のことながらその中で最も重要なのは作者のはずだが、往々にして出版社の意を挺する編集者が真の中心人物であることが多い。
最近でも某大手漫画雑誌でエース級の作家がブログで怒りをぶちまけていた。
この本の作者であるあずま先生も「二人と五人」のころはずいぶん葛藤に苦しんだことを書いておられる。
絵にしても細かい仕上げはアシスタントが担当する。ある有名な女性漫画家はチーフアシスタントが変わった途端に絵柄ががらっと変わった。
そんななかで、作者が素の文章と、素の描線で本をだすというのはかなり貴重な事だと思う。もちろん、熱心なファンでないとついてこれないという批判はあるだろうが、こういう書き方でないと表現できないことも多い。特に年をとって自分のことを表現するには絵より簡単でも文章に頼る方がらくだ。
あずま先生の人生の浮き沈みを考えれば、何もかも漫画で表現することを期待するのは、ファン心理としては少々幼いのではないだろうか。
あとは先生の書きたいかわいい女の子の描線にその心の振れ幅を読み取りたいと思う。
当然のことながらその中で最も重要なのは作者のはずだが、往々にして出版社の意を挺する編集者が真の中心人物であることが多い。
最近でも某大手漫画雑誌でエース級の作家がブログで怒りをぶちまけていた。
この本の作者であるあずま先生も「二人と五人」のころはずいぶん葛藤に苦しんだことを書いておられる。
絵にしても細かい仕上げはアシスタントが担当する。ある有名な女性漫画家はチーフアシスタントが変わった途端に絵柄ががらっと変わった。
そんななかで、作者が素の文章と、素の描線で本をだすというのはかなり貴重な事だと思う。もちろん、熱心なファンでないとついてこれないという批判はあるだろうが、こういう書き方でないと表現できないことも多い。特に年をとって自分のことを表現するには絵より簡単でも文章に頼る方がらくだ。
あずま先生の人生の浮き沈みを考えれば、何もかも漫画で表現することを期待するのは、ファン心理としては少々幼いのではないだろうか。
あとは先生の書きたいかわいい女の子の描線にその心の振れ幅を読み取りたいと思う。