ディザインド(2) <完> (シリウスKC)
講談社の一般誌ギリギリの表現を用いた一癖も二癖も有る季刊誌「ネメシス」連作作です。
超ゴリ押しの肉体派フリー・カメラマン虎髪と、冷徹・モラル無しだが反骨のTVプロデューサー鷲頭が報道界のタブーを力技でぶち破るエピソードが痛快でした。
本巻では超感覚的なSF・オカルトが絡んだ暴力・悪夢的なエピソード『虐殺連鎖シンクロニシティ』が前巻にも登場した車椅子の難病に侵された少年『木場羊介』を主役に描かれています。
連載が途中で打ち切られ、後は単行本書下ろしと伺って購入。
新たに80頁を加えたものの、残念ながら一部「完」で本巻を持って終了でした。
単行本化は後ですが今は亡きウェブコミックサイト「MiChao!」では本作での登場が先行していた全力疾走女性刑事「セツ」が参戦するなど、最近には珍しい大変濃く勢いが有る作品だったのに重ねて残念です。
モーニング誌に1997年に掲載された金塊強盗団のマネーロンダリング後の分配を巡るいざこざを一件のカフェ内で描いたバイオレンス作、「カフェボヘミア」の後篇と木場氏の作品が読める携帯サイトを掲載。
異例の編集部による無念のあとがきが有り、何処の出版社でも良いから木場氏に連載の場が有る様、少しでも多くの読者に読んで欲しいと訴えかけています。
MiChao!から移籍して来た作品は岡村星氏「誘爆発作」以外は本作も含めて全て終了してしまいましたがそれぞれ非常に個性的で面白い作品です。
どうか本作の続きも西野マルタ氏の『大相撲“心”伝説』共々、是非発表出来る様に願って居ます。
超ゴリ押しの肉体派フリー・カメラマン虎髪と、冷徹・モラル無しだが反骨のTVプロデューサー鷲頭が報道界のタブーを力技でぶち破るエピソードが痛快でした。
本巻では超感覚的なSF・オカルトが絡んだ暴力・悪夢的なエピソード『虐殺連鎖シンクロニシティ』が前巻にも登場した車椅子の難病に侵された少年『木場羊介』を主役に描かれています。
連載が途中で打ち切られ、後は単行本書下ろしと伺って購入。
新たに80頁を加えたものの、残念ながら一部「完」で本巻を持って終了でした。
単行本化は後ですが今は亡きウェブコミックサイト「MiChao!」では本作での登場が先行していた全力疾走女性刑事「セツ」が参戦するなど、最近には珍しい大変濃く勢いが有る作品だったのに重ねて残念です。
モーニング誌に1997年に掲載された金塊強盗団のマネーロンダリング後の分配を巡るいざこざを一件のカフェ内で描いたバイオレンス作、「カフェボヘミア」の後篇と木場氏の作品が読める携帯サイトを掲載。
異例の編集部による無念のあとがきが有り、何処の出版社でも良いから木場氏に連載の場が有る様、少しでも多くの読者に読んで欲しいと訴えかけています。
MiChao!から移籍して来た作品は岡村星氏「誘爆発作」以外は本作も含めて全て終了してしまいましたがそれぞれ非常に個性的で面白い作品です。
どうか本作の続きも西野マルタ氏の『大相撲“心”伝説』共々、是非発表出来る様に願って居ます。
セツ 1 (マンサンコミックス)
キリコ、クリオの男に続いて読みました。バイオレンスのきつい描写は相変わらずですが、底流に流れるヒューマニズムに惹かれるものがあります。絵柄に好き嫌いはあると思いますが、読んだことのない人には一度読んでから判断してもらいたいものです。