渡辺明の思考: 盤上盤外問答
読み物としては、軽くて面白いです。
羽生ファンの私も、羽生さんについて語っている部分が特に興味深く読めました。
でも、最近、彼はちょっと調子に乗りすぎな気がします。
お金を稼ぐために将棋をやっているというスタンスを強く出してくるので、真摯な将棋ファン、将棋界ファンの私としては、どうしても好きになれません。
人間として、もうちょっと苦労してほしいです。
言動の底が浅すぎます。
あなたがお金を稼げている将棋界の伝統や品格は、あなたの先輩方が長年かけて作り上げたものですよ。
タイトル保持者にもなったのに、単に、そこを「稼ぐ場」としか見ていないその意識の低さにはあきれます。
羽生世代の力が落ちて、彼が将棋界の雰囲気をつくるようになったら、もう将棋は観ないかも知れません。
羽生ファンの私も、羽生さんについて語っている部分が特に興味深く読めました。
でも、最近、彼はちょっと調子に乗りすぎな気がします。
お金を稼ぐために将棋をやっているというスタンスを強く出してくるので、真摯な将棋ファン、将棋界ファンの私としては、どうしても好きになれません。
人間として、もうちょっと苦労してほしいです。
言動の底が浅すぎます。
あなたがお金を稼げている将棋界の伝統や品格は、あなたの先輩方が長年かけて作り上げたものですよ。
タイトル保持者にもなったのに、単に、そこを「稼ぐ場」としか見ていないその意識の低さにはあきれます。
羽生世代の力が落ちて、彼が将棋界の雰囲気をつくるようになったら、もう将棋は観ないかも知れません。
コードネーム348・女刑事サシバ [VHS]
渡辺典子扮する女刑事が敵のアジトに単身潜入! 子分にナイフでスーツのボタンを引きちぎられ、剥きだしのスリップ!胸をもみしだかれる。それに欲情した親分が、典子女刑事の髪をわしづかみにして引き起こす。奪われた拳銃を額から首筋までつきつけられ、唇を奪われる! いやあたまりませんね。
音楽の架け橋 快適音楽ディスク・ガイド
…例えばこのページの上のほうでで"ディスク・ガイド"を検索すると、300点以上の本がヒットしますが、
ほとんどがジャンル別か、もしくは特定のミュージシャンに絞って編纂されています。
紹介するアルバムが増えるほど、本は重くなり、ジャケット写真は小さくなり、
入手しづらいアルバムの話になってしまいます。内向きのベクトルです。
渡辺さんのディスク・ガイドが類書と一線を画するのは、"気持ちいい音楽"という
ふわっとした括りで、読者を無限の音楽の世界に連れ出してくれるからです。
その仕掛けのいくつかを挙げましょう。
装丁はA5横版のソフトカバーで、ぱらぱらと広げてどこからでも読めるようになっています。
ジャケット写真はオールカラーで、この本のために私物をスキャンしたとのこと。
ジャケットのイメージが鮮明に記憶に残るよう、そしてアルバムとの出会いが増えるよう配慮されています。
章立ては「青」「赤」「ピアノ」「日曜日」など緩やかな括り。
各ページ3枚ずつ、なんとなく、ぐらいの関連でゆったりと並べられています。
途中に挟まれたエッセイやインタビュー、ライナーがジングル代わりにアクセントを入れています。
巻末の索引は、紹介されたアルバムアーチストに加え、言及されただけのミュージシャンや
プロデューサーまでリストアップされていて、ここからも本文を辿って拾い読みもできます。
今は試聴する方法がいくらでもあるぶん、新しい音楽と出会う機会の、その比重が軽くなっている気がします。
そんな時代でも、この本は読者に最良の出会いを与えてくれる素敵なガイドです。
この本を書店で手にとったら、まず自分の知っているアルバムを見つけて、その見開きに目を通して下さい。
何か気に留まるものがあったら、あなたは新しい音楽へと渡る架け橋の、そのたもとまで来ています。
ほとんどがジャンル別か、もしくは特定のミュージシャンに絞って編纂されています。
紹介するアルバムが増えるほど、本は重くなり、ジャケット写真は小さくなり、
入手しづらいアルバムの話になってしまいます。内向きのベクトルです。
渡辺さんのディスク・ガイドが類書と一線を画するのは、"気持ちいい音楽"という
ふわっとした括りで、読者を無限の音楽の世界に連れ出してくれるからです。
その仕掛けのいくつかを挙げましょう。
装丁はA5横版のソフトカバーで、ぱらぱらと広げてどこからでも読めるようになっています。
ジャケット写真はオールカラーで、この本のために私物をスキャンしたとのこと。
ジャケットのイメージが鮮明に記憶に残るよう、そしてアルバムとの出会いが増えるよう配慮されています。
章立ては「青」「赤」「ピアノ」「日曜日」など緩やかな括り。
各ページ3枚ずつ、なんとなく、ぐらいの関連でゆったりと並べられています。
途中に挟まれたエッセイやインタビュー、ライナーがジングル代わりにアクセントを入れています。
巻末の索引は、紹介されたアルバムアーチストに加え、言及されただけのミュージシャンや
プロデューサーまでリストアップされていて、ここからも本文を辿って拾い読みもできます。
今は試聴する方法がいくらでもあるぶん、新しい音楽と出会う機会の、その比重が軽くなっている気がします。
そんな時代でも、この本は読者に最良の出会いを与えてくれる素敵なガイドです。
この本を書店で手にとったら、まず自分の知っているアルバムを見つけて、その見開きに目を通して下さい。
何か気に留まるものがあったら、あなたは新しい音楽へと渡る架け橋の、そのたもとまで来ています。
黒革の手帖 DVD-BOX
勤務先の銀行から裏金を持ち逃げして,そのお金で銀座にクラブを開いて,さらに男から金を巻き上げながら大クラブのママへとのし上っていく話.男さながらの豪快な胆気と緻密な計画を併せ持った主人公を演じる米倉涼子の演技がとてもよかった.薄っぺらいドラマに出ると浮いちゃう感がありますが,こういうドラマだとキラリと光るものを見せてくれます.最後の顛末とドラマの終わり方も好き.原作は松本清張の小説だそうです.
狂気について―渡辺一夫評論選 (岩波文庫)
「ユマニストのいやしさ」をはじめ、フランスルネッサンス人たちに対する論考は、そのまま自身の戦争体験の批判と同時に弁明になっているのだが、「俺は馬鹿だから反省しない」と居直ったほぼ同年代の小林秀雄と比較したときに深く考えさせられるものがある。