※まず、私自身これまでのアムネシア関連本(公式ビジュアルファンブックなど)を持っておらず、
今回この本を買うのが初めてだということ前提で評価します。

紙質は和紙(？)っぽくて、肌触りはサラサラしてて良いです。

●内容●

1.キャラクター設定画
★★★★☆
004〜054p

年齢や生年月日などのプロフィールから表情集、初期設定ラフ、レイターでの衣装初期設定画など、
原画担当である花邑まいさんのコメントと共に記載。アニメ設定も含め、攻略対象5人が各6p、その他は2〜4p分です。
全身が見える立ち絵が小さかったものの、初期設定画や花邑さんのキャラが出来るまで(？)のコメントを見れたのが良かったです。

2.イベントCG
★★★★☆
056〜091p

アムネシア、アムネシア レイターのスチルのラフが記載。
全スチル分ではありませんが、花邑さんのコメントも添えてあります。
※スチルコンプ時のイラスト(ラフ無し)にはコメントが全員分あり。
大きくスチルが見たい方は公式ビジュアルファンブックを買われることをオススメします。
個人的には見応えある内容でした。

3.背景美術
094〜102p
★★★★☆

主人公などの各自宅や冥土の羊など、物語上の舞台が説明を添えて記載。
基本的に1つ1つは小さく、一部ピックアップされて大きめのもあり。
背景として参考にするには不向きかもしれませんが、ゲームをプレイされた方は分かる通り、
なかなかカラフルなので眺めるだけでも割と楽しめます。

4.ギャラリー
104〜114p
├ラフ〜110p
　★★★★☆
└アートワーク〜114
　★★★☆☆

キービジュアルやパッケージ、雑誌掲載用など、ラフが7p分に詰まってます。
アートワークは雑誌掲載イラストや店舗予約特典、ドラマCDジャケットなどを4p分。
ただ、こちらに関しては、ページ数を少し増やしてでも大きめに見たかったのが多々あって惜しかった！
まあ設定集ですし、単純におまけと考えたら十分です。

4.アニメ1話コンテ解説
116〜127p
★★★★★

こういう絵コンテって、何だか貴重だなあと感じてしまいます。(笑)
絵コンテの良し悪しは正直よく分からないので割愛。
ただ、この絵コンテ見たさだけに本誌を購入するには…お高い買い物かな？

●総合●
★★★★☆

きっと、アムネシア アートワークスを持ってる方が手にした場合とでは評価が大きく変わるかもしれません。
あちらはお値段的にも高いですが、表紙が書き下ろしであるうえページ数もあります。
と考えると、本誌￥2,800＋税は少しお高いのかな？
今まで関連本を買ってこなかった方は大丈夫ですが、よく考えてお手に取ることをお勧めします。
個人的には総合★４ですが、上記も踏まえると★３です。

チビキャラが大好きなので、表情集や女装の別パターンなどは見てて楽しかったです。書き下ろしもきれいでよかった。それくらいで、後は特筆すべき点はありません。キャラとオリオンのかけあいも、本当に公式ブログの延長という感じで特に面白くもなく。二人で主人公ちゃんについて語るとか、各々のスチルにコメントを付けるとか、他に何か使い方があったんじゃないかと残念です。
恒例のカバー裏のオマケは…シンの変わりようが…あとケント(笑)

PSPで発売された二本がこれ一本に！お得だと思います。FDなので甘いです。vitaなのでPSPの時とは比べ物にならないくらいに立ち絵やスチルがとても綺麗で美しいです。

声優さんたちのテンションが高くて面白かったです。平川さんの役がツボでした。
宮田さんの演技も（いや他の方々も）メッチャ楽しくて。宮野さんのツッコミも
面白すぎ。次のも聞きたい！

これほど買ってよかったと思った作品はありません。
脚本の方が原作に忠実にしているので、独特の言葉がそのまま聞けます。
声優さんは静かに読んでいます。
BGMも良くて、宮沢賢治の世界を崩すことなく、素晴らしい仕上がりになっていると思います。
穏やかで、それでいて切ない気持ちになりました。

声優の子安武人さんがメインで朗読しています。
ファンの方には申し訳ないのですが、この３人の声優さんは特に好きでも嫌いでもなく、
ただ賢治の銀河鉄道の夜をじっくり読む暇がないから、せめて朗読で聞こうと思って買ったのですが、
この人（特に子安さん）すごい！と驚きました。

宮沢賢治・声優さん、どちらを目当てにしても外れはしないと思います。
色々な人に聞いてもらいたいと思いました。