たんぽぽサラダ
きっかりこのアルバムから谷山浩子は社会復帰した。オールナイトニッポンという公器を得て初期のオタクたちの女神となり得たのである。もしも当時のオールナイトニッポンが現在のバラエティ番組だったらDVD化され大ヒットを飛ばしていた事だろう。当時のオールナイトニッポンもCDにしたらそこそこセールスを稼げると思うのだがいかがなものだろうか? ま、たわごとはさておき本盤はごくごく限られたフィールドでプチブレイクを果たしていた彼女が今に至る根強い人気を勝ち得た原動力となった人気作でもある。しかしほぼ同時期にリリースされた「サーカス」が収録されていない事は残念な所。と、言うより基本このヒトのアルバムにはシングル曲は殆ど収録されないのであるが。
ゴールデン☆ベスト 平松愛理
学生の頃良く聞いていました。平松さんといえば部屋Yのイメージが強いかもしれませんが、個人的にはアップテンポな曲のほうが好きです。何枚かBESTは出ていますが、今回はマニアックな曲が多いかなーという気がします。特に帰り道でチャオ・・・あったなこの曲って感じでした。渋すぎます。ぜひ多くの人に聞いてもらいたいです。
ベスト・ソングス ゴダイゴ・ベスト・アルバム
誰もが聴いた事があるゴダイゴのヒット曲がこの1枚で聴けます。
(ファンにはちょっと物足りないシングル曲で構成されています)
そんなにファンじゃない方には思わず懐かしい~と思う曲が沢山。
デビュー曲「僕のサラダガール」から発売順に曲目が並んでいますので
ゴダイゴの歩みがわかる入門編と言ったところでしょうか。
今聴いても数十年くらい前の楽曲とは思えない新鮮さがあるので
そんなにファンじゃない方にこそ買って欲しい1枚です。
ファミリークッキング
お馴染みのチップ・チューングループYMCKの4枚目のアルバム。本作は全9曲で約26分と大作だった前作に比べると幾分こじんまりとしたような印象を受ける。曲も#1はキューピーでおなじみのインストなので歌ものは全部で8曲。楽曲も前作にあった壮大なスケール感は影を潜めて、家族や料理といった身近な存在が主なテーマになっている。しかし、ポップでアップテンポな#2や原点回帰を思わせるジャズ風味の#3、今までにはない攻撃的なリフとコーラスで攻める#5、タイトルどおりふわふわとしたグルーヴ感が心地よい#6など楽曲はかなりバラエティにとんでおり、楽曲の充実さではYMCK屈指かもしれない。
「ファミリー」の意味を意識した新しいYMCKがここにある。