Big Star Blues
この曲がリリースされた時は小学5年生でした。ちなみにサザンのファンになったのは中学2年生です。
昨年行われたツアーのオープニングがこの曲で、ナゴヤドームの最上階の席で見ていた私は「ヤラレタ!!」と桑田さんにカウンターパンチを食らったボクシングの選手いやキャプテン翼も真っ青なシュートを決められたゴールキーパー状態でした。
でも、歌詞を見ると結構ナンセンスソングです。特に「世界で有名なビートルズのファン」に出てくる人の名が実はジョン・レノン射殺事件と関係のある人であるというのに気づいた人はいますか?
Big Joe Williams & The Stars of Mississippi Blues
持ってても買いです。「RCAブルースの古典」でトミー・マクレナンが気になってたひとも「ヒストリー・オブ・ロックン・ロール」の「キャットフィッシュ・ブルース」の音質に目からウロコが落ちたひとも買って損はしないでしょう。このコンピレーションに20,30年代にフォームのできあがったミシシッピー・ブルースが50年代にかたちをかえてシカゴで開花する直前の姿を見るのもひとつの聞き方だとも思います。しかし、40年代の録音を比較的新しいなどと思っているのは僕だけでしょうか。
Big Star Third
アレックスチルトンはパワーポップの祖や様々な文脈で語られる人だが、本作はニューウェブ系の後輩たちに与えた影響の大きさが確認できる。ほんと音色のカラーが独特で個性がありとても愛着のある作品だ。教会の中で演奏しているような、独特なエコー処理で不思議な印象を残す。それでいて一つ一つの楽器の輪郭がくっきり浮かびあがってくる。個人的にはデビッドボウイにもこの線で一枚作ったらきっとハマルだろうなと思ってしまう。月夜の青白い光のもとで与太つきながら演奏しているような感触で妙な美しさを味わえる。5においてベルベッツの名カバーを披露しているが、彼らのカバーをしてこんなにすんなりとはまるアルバムは初めてかもしれない。最も好きな部分は12~14にかけてのスロー群が最高だ。13のタイトルなんて正にblue moonだからね。ほんと象徴的で切ない名曲だ。2や4はギターポップのお手本みたいな曲だし、特に2はほのかなソウルの味付けもおいし。ほんと聴き所の多い傑作だなあ。