セゴビアの芸術
セゴビアトーンとか言う言葉も聞きますが、セゴビアの演奏は独特の音色と共にその表現方法は唯一無比です。
アルハンブラを一つ取っても、
先人への尊敬の念、謙虚さ、演奏出来る事への感謝、全て伝わって来る神の声の様な演奏です。
(チェロのカザルス、「鳥の歌」も同じです)
彼の演奏は、色々と考える機会を与えてくれます。
「実る程、頭を垂れる稲穂かな」その言葉の様な演奏です。
彼の演奏に出逢った事は自分を見つめる良い機会を作ってくれました。
一度は聴いて見る事をお勧めします。心が安らぎ落ち着きます。。
音質は良いですよ。
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47/ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」 他 [DVD]
1曲目のシベリウスはヴェンゲローフの美音がたっぷり楽しめます。バレンボイム指揮のシカゴ交響楽団も好サポート。ソリストがどちらかというと女性とも男性とも言えるまあ中性的なのに対し、オケは筋肉質の男性そのもの。好対照な組み合わせで面白いですね。この楽団のファンも満足でしょう。ただし首席ホルンのクレヴェンジャー氏は出てませんのでいささか残念か。それとすごいのがアンコールのヴェンゲローフの超絶技巧!実力世界一の定評も納得。ファリャは可というところか。前半だけで元が取れる感じ。それと、会場は他のレビューアーの方が書いておられたシカゴの本拠地ホールではなく、ケルンのコンサートホルです。
小山実稚恵:ベスト・アルバム
このCDは2004年に初版が発売されました。2006年には同じ内容でプレミアムゴールド30シリーズとして特別仕様CDとして発売されました。そして2008年にベストクラッシック100ラインナップとして発売されたものです。曲目は1990年から2000年に録音された曲の抜粋です。作曲者も多数にわたっていて聴いていてぜんぜん退屈しません。録音状態もホールの雰囲気が出ていて非常にいいです。勿論小山さんの演奏のすばらしさは言うことがありません。最後のリストのハンガリーラプソディー第2は圧巻です。もうすでに発売されてから5年になりますがまだ持っていない人はぜひお勧めします。
禁じられた遊び~アランフェス協奏曲
イエペス大先生はクラシックギター界の2大巨匠の1人であると個人的には考えています。もちろん、セコビア様は凄まじいのでありますが、大先生は多弦ギターを駆使し、民謡から現代音楽までを網羅するスパーおじいちゃん!
テクニックはもちろん超一流だが、情緒的でもう惚れ惚れします。
今回2枚組みで、DISC1は民謡中心の小曲。2は協奏曲が聴け、1石2鳥の痛快アルバム。
こんなおじいちゃんに憧れてしまいます。