もしもノート
今年57歳になりますが、この「もしもノート」に出会い、向き合って記入してみて自分が経てきたこれまでのことや、これからのことがいろいろ発見できました。人間はけっして一人では生きられない。いろんなしがらみの中で生き、いろんな方にお世話になっていることが再認識できました。460円と安価なので、年に一回づつ書き続けようと思います。表紙にNo.が書ける欄があったり、最後の頁に透明なビニールポケットがついていたり、なかなか気配りのある本です。もしもの時に発見できるように、何処に保管しようか、今思案中です。薄くて丸めることもできるので、筒に入れて書架や冷蔵庫にでも・・。
ブーゲンビリア
中学生の時にこのアルバムに出会った。
当時は邦楽にあまり興味がなかった。
歌詞はさほど大事じゃなかった。
…歌詞に感動して泣いたのは初めてだった。
いや、歌詞だけじゃない。その歌詞を包み込むメロディーもとても素敵だった。
ただただ衝撃だった…
そして、とても愛おしかった。
置き去りにしてきた記憶を
腫れ上がる傷跡たちを
やわらかなあなたの温度を
狂おしく愛していたから
このフレーズ、好きです。
ポーの一族 ドラマCD(全6巻) 第4巻 「エヴァンズの遺書」、「ランプトンは語る」収録
1番目のラジオドラマCDを購入し、想像してたよりは悪くありませんでした。
でも解せないのは言葉が違っているという事。
何故なんでしょうか?「メリーベルも待っているだろうに…」が、「メリーベルも待っている…」に変わってます。その他にもちょいちょい気になる所が。
それに何故ここを省く!?という所が。
何故、漫画の通りの台詞にしないのか…残念です。
もったいない!ポーの一族の雰囲気やイメージを大事にしてる声優や効果音がもったいない!
コクヨS&T エンディングノート<もしもの時に役立つノート> LES-E101
自分でPCで作れそうかなと思って購入をためらっていましたが、購入して良かったです。
専門ノートのわかり易さ、漏れの無さに脱帽です。
フリッツ・ラング コレクション 怪人マブゼ博士(マブゼ博士の遺書) [DVD]
この映画は、ラング監督の「M」に続く2作目のトーキーです。
独時代最後の作品となりました。
当時、独はナチ政権、この映画を独国内で上映禁止に、ラング監督はその後すぐに米国に亡命しました。
内容よりも「いわくつき」の作品として、この映画は有名です。
ヒトラーやナチの隠喩ともとれるような描写もあり、そういう文脈で理解されることが多いようです。
プリントについては極めて良好です。
30年代のモノクロ映像ですが、驚くほどクリアー。
オリジナルのネガが存在するようですが損傷が激しいため、程度の良いポジを集め、欠落部分を埋めてオリジナルに限りなく近い形にしたとのことです。
オリジナルが122分で、このプリントは121分です。
特典映像も非常に興味深かったです。
存在する独・仏・米の3バージョンを並べながら、詳細に違いを説明しています。
付録の冊子も大変充実しており、背景も含めて随分理解の助けになりました。
内容的には、残念ながら「ドクトル・マブゼ」には及ばないと思います。
刑事もののような娯楽的側面が強く感じられました。
前作のような邪悪で狂気あふれるテイストが全体的に減退している気がします。
それはマブゼが話の中心にいつつも、一貫して存在が曖昧だからではないでしょうか。
ですが、マブゼ再演のロッゲとバウム教授演じるベレギが出てくると雰囲気が一変します。
ふたりの演技が共鳴しあって、えもいわれぬ狂気が生まれているのです。
やっぱりすごいなって思います。
話も十分面白い作品ですし、ハッとしたところであの狂気が演出されているわけですから。
この作品、ラング監督の超A級作品に比べれば凄みが足りないことは否めません。
ラング監督を始めてみるなら他の超A級から、この作品を観るなら「ドクトル・マブゼ」を観てからにしたほうがいいと思います。
ラング・ファンはやっぱり必見だと思います。