クラブクライム (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
雑誌で初めて見たとき、あまりにも衝撃的でした。
少年漫画・・・では、ないと思います。
ちょっと、ブラックギャクというよりもブラックすぎるギャクだと思います。
あまり、子供に勧めたくない漫画です。
部活動にしていていいのか、それで本当にいいのか疑問に思う話ではないかと。
「光」のほうが、まだ良い作品ではないかと。
絵柄はそんなに悪くはありません。
光 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
自分の理屈が通用しないものを認めたくない主人公・上嶋阿高。
激しい腹痛の後に腹部に記号のような痣ができてから、彼の平凡な日常に亀裂が走る。
突然時間が止まったり、“星座”と名乗る人間が死んだ後不思議な力を手に入れたり・・・。
腹部に痣がある者は“惑星”、顔にある者は“星座”。
同じ高校内で、上嶋は自分と同じく“惑星”である人間と出会う。
己のみのために手段を厭わない凪央晋太郎。
上嶋を愛するあまり時折狂気に満ちた行動をとる恩田秋子。
彼らと行動を共にして以降、彼の中で何かが変わる・・・。
一部グロい描写があったりするので、これはもしかしたら読者を選ぶ作品であるかもしれない。
自分も実はそういうのが少々苦手なので、「うわぁ」と言いたくなるシーンもしばしば。
でも何故か読んでしまう。嫌なはずなのに気になってしょうがない。
絵は決して上手い方ではないけれど、この作品の雰囲気を表現するには充分。
人間の内面の醜い部分をかなり鋭く深く描いているので、ぜひ読んでもらいたい。
一友社名作劇場1 桜の森の満開の下/夜長姫と耳男
リアルタイムで活躍中の漫画家さんが名作を書き下ろし、
という珍しいシリーズのようです。
表紙のキレイさにジャケ買いしましたがアタリです!
原作の良さを生かしつつ、ちゃんと「漫画」として
読み応えある作品になっているのは漫画家さんの力量ですね。
ちょっとお値段は張りますが、見栄えがするのでよしとしよう。
光 4 (4) IDコミックス ZERO-SUMコミックス
何かもう人間の精神性のグロイ部分ばかりにスポットを当てたかのようなこの作品・・・
万人受けするわけはないですが、わたしは滅茶苦茶好きでした!
でも万人受けしないという事は、打ち切られる可能性もあるわけで・・・この『光』はそんな終わり方をしてしまいました。
描いていた凛野ミキ先生も不本意だったようですが、読者の方がより不本意なわけで・・・最終巻なのにな〜〜んにも終わってないよぅ!!(作者はこのお話の真のエンディングを知ってる分羨ましい・・・)
まだまだこれから面白くなるはず!っていう期待感が煽られたままの終焉に、読み終わったあとは『不本意な完結』と最初からわかっていたにも関わらず、『ニャ〜!』とでも叫びたくなりました。本来なら☆5つですが、不本意な完結なので☆4つ。
気のせいかもですが1巻〜3巻に比べて4巻は表紙も気合が入ってない(笑)
それでもこういうマンガはあまり見かけない、個性的なものでした。
人間とは斯くも浅ましく、利己的か・・・そんな思いを新たにする事請け合いですよ(嬉しくねぇ!)
精神的にも肉体的にもグロイのは平気だ、と言う方はゼヒ!!お手にとってご覧下さい。
時間・空間・人物 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
光が打ち切り(?)と思われる終わり方をしてしまって残念だったところで、
キターーーー!という感じです。
軟禁なんてテーマで、やっぱり命とか、愛とか描いてて、でも理想じゃなくて。
有り得ないのに…いや、非日常なのにやけに生々しい凛野 ミキworld全開な…
光とは違いグロい要素もなく、どちらかというと感動できます
…まぁ、適当な言葉が浮かばないんで感動で誤摩化してるんですが(苦笑)
読後に何か残る作品だと思います。
ギャグもいいですが、なんだかもうこれぞ凛野 ミキ作品!という気分ですねvvv
…もっともこの後【冥界噺】読むんで、そっちでもこれぞ!とか言っちゃうかもしれませんがw