チェンジ・ザ・ゲーム
高校一年生という大人への入り口。
私がこの本を開いて初めて目にしたフレーズ。
「壁を見ていた。壁になってしまいたいと思っていた。
天井を見た。天井になってしまいたいと思った。
…窓にはならずに、その先のどこか遠い場所になりたかった。」
とても心に沁みました。私にもこれに似た想いをして過した日々があったから。
沢山のリリックと主人公が新しい世界に出会っていくなかで起きる好奇心と不安、そして夢中になる気持ち。対象は違っても私にもダブるものがある。
とはいえ、リリックの意味やヒップホップは私には未知の世界であり、私の世界を広める機会になりました。メランコリックでノスタルジックな想いを抱かせてくれる言葉が散りばめられている。
終章に出てくる言葉「またいつか…2人が本当に会うべきとき、僕たちは出会うと思う。」
本当にそういうものかもしれない。大事にしたい一冊です。
四畳半襖の下張 [DVD]
音声として流れてくるのは、永井荷風著と言われる『四畳半襖の下張』の朗読と BGM 及び効果音のみである。出演者の台詞は一切ない。しかし、この手法は悪くない。本作品が重要視したと思われる、男女の内面の機微(女の内面は作者の想像によるものだが)が、出演者の演技のみによる場合よりもうまく描き出されているからである。
そして、本作品のメインとなっているのはある一晩の情交で、全体の半分を占めている。男女間の行為や心理をここまでピンポイントで捉えようとした作品は他にないだろう。究極のポルノ作品と呼べるのではないか。
後に三浦敦子に改名した村上あつ子の初主演作品であるにも関わらず、本人も事務所も現在そのことに触れないのは、台詞が全く無く、主演男優のホリケン。との裸での絡みがほとんどと言う演出のためか? 女優としての肩書きに傷のつく、知られたくない過去なのかもしれないが、三浦敦子ファンなら押さえておきたい作品である。
脇役の女優陣(國貞加奈、森未向、幸さえこ、笠原けいこ、小代恵子、中谷友美、坂口絵里子、竹之内かな)もほとんどのシーンでトップレス状態だが、白塗りメイクと顔のアップがあまり無いため、エンドロールを見るまで、そんなに多くの出演者がいたことには気付かない。
連続テレビ小説 ひまわり 完全版 DVD-BOX 第一集
いつも朝ドラは初めの一週間を見てそのまま続けてみるかどうか決めています。
どの作品もつまらなくて2週目からは見ないんですけど、この作品は最後まで見ました。
家族と言うのはきれい事では言い表すことも出来ないし、その一員として日々を
過ごす事は非常に困難であることを目を逸らすことなく表現している点が
この作品の最も良いところだと思います。
朝ドラ特有の幼稚な感じもありません
新・湘南爆走族 荒くれNIGHT [DVD]
私はVシネマというものを見るのはこれが初めてです。
Vシネマに対して色んなイメージを持っていましたが(大半は良くないものばかり^^;)
これを見て、私の中のVシネマに対するイメージは覆されました。
とにかく個人的には全てにおいて満足です!
原作のキャラクターのイメージを崩さず、完全再現と謳っても良いくらい。
コミックから実際にキャラクターが飛び出してきたようで…!
小梅ちゃんがもうちょっとショートカットだったら良かったのになー(笑)
演技については少し青臭いところもあるかな?とも思いましたが、
青春真っ盛りの子達ばかりならば全然OKな範囲です。
キャラクターの性格もきちんと再現されているし、小ネタも可愛いです。
ストーリーは春間が輪蛇に入りたくて奔走しまくる出だしから始まり、
知地岩との対決に続いて…といった感じ。
原作とは少々違って、コネ繋がりではなく、自分の力で何とかしようとアタックする様が良かったです。
善波ちゃんの登場回数が少ないですが、それが逆に「影の男」「実力者」のイメージが持てました。
出てきたら出てきたで渋くて格好良い。
大滝純(GISHO)さんって、誰?と思って調べてみたら、
バンドのペニシ○ンの方だそうで…そりゃ格好良いですね。
バイクについては私はあまり詳しくないのですが、こっちにも力を入れているようです。
原作好きな方なら、Vシネマ1と2、アニメを見てかなり楽しめると思います。
(Vシネマ3と4はちょっと…)