銀河英雄伝説~英雄たちの肖像~(2) (リュウコミックス)
…になりそう。
黎明・野望編をコミック化した時の倍ぐらいのペースでしょうか。
今回の目玉であるヤン対ロイエンタールは昔なら
「ロイエンタールのような一流の将帥を引っ掛けるには、むしろ二流の計略」
という原作の解説をヤンのモノローグという形で入れていたでしょう。
やはり戦闘シーンは、もう少しじっくり描いて欲しいですね。
ヤンとラインハルトが直接、対峙するバーミリオン会戦が今から心配…。
「シェーンコップの日」が入っていたのが、ちょっと嬉しかったのが救いでしょうか。
絵柄は、やはり昔より荒くなっているのと
フレデリカやポプランのデザインが小説版挿絵のパターンになってます。
メルカッツなんてアスターテ会戦と、それ以降で変わってますから
道原先生は「こっちの方が良い」と思ったらアッサリ変えるタイプ?
黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)
03年にカッパノベルスにて刊行された作品の文庫化です.
『怪奇事件簿』のサブタイトルどおり,扱う事件は普通ではなく,
破天荒で完全無欠なヒロインも含め,よい意味でマンガのようです.
また,そのヒロインとまわりの人たちのやり取りもおもしろく,
ときどきチラつかせる,相棒へのカワイイ仕草には思わずニヤリ.
ただ強いだけでない,魅力的な人物に描かれているように感じます.
本題の事件が動き出すまでの遅さが,ちょっと気になりましたが,
たたみかけるような終盤の展開は,最後の最後まで飽きさせません.
テンポもよく読みやすいので,スカッと気軽に楽しめる作品でしょう.
ほかでは,表紙と挿絵はコミック版と同じ漫画家さんが担当されており,
擬音や動きのあるものなど,これまた『マンガっぽい』のが印象的でした.
世界チャンピオンが語る! 日本ボクシング激闘列伝 (別冊宝島) (別冊宝島 1854 カルチャー&スポーツ)
各世代のチャンピオンであった人たちの回想録的な部分と、現チャンピオンのインタビューに答える構成が読んでいていい。
私は昭和38年からのボクシングファンであるが、かつて見たチャンプの中では「海老原博之」や「藤猛」などが印象にあるが特にすごかったと思うのが「大場政夫」だと思う。そういう過去の人たちに勝るとも劣らないのが今の日本のチャンプでは「西岡利晃」でありとてもよく頑張ったと思う。バンタム時代にはなかなかウイラポンに勝てずにもうだめだと思っていたら、再起してチャンプになった。彼とミニマム級の「井岡」に注目したい。そういった記事が満載の本である。どうぞ是非読んでみてください。
Le recueil des faits improbables de Ryoko Yakushiji3 薬師寺涼子の怪奇事件簿 3
1曲目の「Theme principal La chanson d'atsuko」は最終話のEDに使われた曲で、OP曲に歌が入ったもの。
ボーカルはangeraのatsukoさんで、なかなかカッコイイです。
怪奇事件簿なだけに?ちょっとダークなイメージのBGMもあり、
豪快な曲あり陽気な曲あり、全体的に大人な雰囲気。
スゥイングジャズテイストなのもまた魅力!
収録曲13曲で36分と少々短いけど2000円なら妥当というよりはちょおとお得かな。